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志田未来 映画『おかあさんの木』クランクアップ報告会見



3月17日(火)、映画『おかあさんの木』のクランクアップ報告会見が行われ、志田未来が出席しました。

本作は、昭和52年より長きにわたり小学校5年生の教科書に掲載された原作を、東映戦後70年企画として映画化した作品。
戦時下の長野を舞台に、夫を亡くし貧しいながらも懸命に育て上げた7人の子供たちを次々と兵隊にとられ、そのたびに桐の木を植え無事を願う母・田村ミツを鈴木京香さんが演じます。志田は、ミツの夫の同僚で田村家を見守る昌平(田辺誠一さん)の娘・サユリ役で出演。1月23日(金)にクランクインし、3月11日(水)に無事クランクアップを迎えました。

会見では、
「私も含め、戦争を経験したことのない世代が増えていく中で、こうした日本に残していくべき作品に参加させていただけたことをとても嬉しく思っています。この作品で、いつの時代も母は子を思い、愛に溢れていたんだなということを改めて感じました。とても素敵な作品になっているので、ぜひ皆さんに観ていただきたいと思います」とコメント。

初めて台本を読んだ時の感想を聞かれると、
「戦争というと、どうしても戦地に行った側だったり、戦っている人たちの心情しか分かりませんでしたが、台本を読んで、残された女性たちがこんなにもつらい中で懸命に闘っていたんだなということを知りました。私が演じたサユリは、思いを寄せている男性がいながら、その方の前から立ち去らなければならず、今の時代だったら『いやだ』とか『行きたくない』と言えるはずなんですけど、この時代ではそれも言えなくて、お国のために生きる役を演じています」と話しました。

また、本作を誰に観てもらいたいかという質問に対しては、
「自分の母に観てもらいたいです。私は作品を通して、『お母さんはこんなに子どものことを大切に思ってくれているんだな』ということを改めて感じました。今まで面と向かって母に『ありがとう』と言ったことがないので、この作品を母に観てもらってから、『ありがとう』と伝えたいです」と語りました。

映画『おかあさんの木』は6月6日(土)公開です。