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沢村一樹、桜田ひより WOWOW『連続ドラマW 希望ヶ丘の人びと』第1話完成披露試写会



7月5日(火)、WOWOW『連続ドラマW 希望ヶ丘の人びと』(16日スタート、毎週土曜 後10:00、全5話※第1話無料放送)の第1話完成披露試写会が行われ、沢村一樹と桜田ひよりが出席しました。

【ストーリー】
東京都内に住む田島(沢村一樹)は、妻・圭子(和久井映見さん)と、この春で中学2年生になる美嘉(桜田ひより)、小学3年生になる亮太(二宮慶多さん)とともに、幸せな日々を送っていた。
しかしある日、圭子の体に末期がんが見つかり、圭子は家族に見守られながら、その3か月後、この世を去ってしまう。
家族の“太陽”だった妻を失い、心にぽっかり穴があいてしまった田島家は、これまでと変わらない日常を過ごそうと無理して笑顔を作っていた。
しかし田島は“忘れようとしたって、無理なんだ”と気付く。
そこで、圭子が育った町である「希望ヶ丘」に行き、圭子の思い出をたどって生きていこうと子どもたちに提案。
田島はそこで偶然、圭子の同級生・藤村香織(伊藤かずえさん)に会い、今は空き家となっている圭子の旧家で新生活を始めるのだが…。

WOWOW“連続ドラマW”初主演を務める沢村は、ときに空回りしながらも、母を亡くした子どもたちのために奮闘する“ちょっと駄目”な父親を魅力たっぷりに演じます。
沢村の妻役には、同じく連続ドラマW初出演の和久井映見さん。
また、沢村演じる主人公とは対照的な、妻の初恋の人である伝説の不良を演じるのは寺脇康文さん。
主人公の娘・美嘉役には、桜田ひより、愛らしい息子・亮太役には二宮慶多さんが抜擢され、希望ヶ丘のユニークな住民たちに、伊藤かずえさん、六角精児さん、宮川一朗太さん、やついいちろうさん、平泉成さんといった個性豊かな俳優陣が顔をそろえます。
「子どもの『もしも』は未来に向いている。でも、おとなの『もしも』は過去にしか向かわない」
という、原作の言葉にあるように、本作のテーマとなるのは、未来に希望をなくした大人たちに必要な“勇気”と“純粋な心”。
明日への元気をもらえる、笑いあり、涙ありの心温まる爽やかな物語に、ご期待ください。

舞台挨拶には、沢村と桜田の他に、和久井映見さん、二宮慶多さん、寺脇康文さん、脚本を手がける岡田惠和氏、深川栄洋監督が出席。

舞台挨拶冒頭沢村は、「WOWOWとしては珍しい作品だとスタッフから聞かされ、確かに地上波では出来ない、WOWOWでしか出来ない、今までにない作品になっています。」とコメント。
また桜田は、「ちょっとおかしな田島家に参加できてよかったです。」と挨拶しました。

司会の方から、“沢村さんは、思い入れの強い作品になったと伺っていますが、その理由について教えて下さい”と問われ、「撮影中、今までに経験したことのない何とも言えない感覚があって、気持ちのいい時間が流れていたんです。
その理由は、最初に脚本を読ませていただいた時に、これは絶対にいい作品にしなきゃいけないと思わされるほど素晴らしい脚本だったので、現場のスタッフも含め、皆が一丸となっていい作品にしようという気持ちがあり、しっかりとそのみんなの思いがぶれないように、常に深川監督が導いてくれた現場だったので、最初から最後までそういった気持ちを持って作品に臨めたからだと思います」と語りました。

また、“和久井さんや、かわいい子どもたちに囲まれての撮影はいかがでしたか?“と問われた沢村は、「家族だけで本読みをやらせていただいた時に、このドラマはうまくいくなと感じました。
和久井さんが出ていないシーンにもずっと圭子(和久井さん)がいるような感じで、この役は和久井さんにしか出来ないと思いましたし、子どもたちもそうだと思うのですが、会った瞬間から田島家が完成されていました」と答えました。

一方、桜田は“寺脇さんに特別な思いをお持ちだと伺ったのですが、詳しく教えて下さい”と訊かれ、「実は、5歳の時に女優さんになりたいと思って、この業界に入ったんですけど、そのきっかけをつくってくれたドラマに出演されていたのが寺脇さんでした。バイクで二人乗りするシーンでは、ハーレーに初めて乗ってドキドキしたし、寺脇さんの後ろでドキドキしたし、ドキドキしっぱなしでした」と告白すると、沢村は、「劇中でも妻の初恋の相手ということで寺脇さん演じる永ちゃんにずっと嫉妬していたんです。どうして舞台挨拶でも同じような思いをしなきゃいけないんだ(笑)」とコメントしました。

次に、七夕にちなんで登壇者全員が短冊に願い事を書いて発表することに。

桜田の短冊には『またこのメンバーでお仕事できますように』と、そして、沢村の短冊には、『深川カントクに良い“ご緑(みどり)”がありますように』と書かれていました。

桜田は、「この短冊を書くときに、一番最初に思い浮かんだので書きました」とその理由を明かした一方、沢村は、「監督は今忙しくてなかなかプライベートを充実させる時間がないということで、いい縁があればいいなと思って、“ご縁”と書くつもりが、スタッフと雑談しながら書いていたら、“ご緑”になっていました。まぁ、いいかっていう…それほど本気で願っているわけでもないので(笑)」と話す沢村に、深川監督から、「書き直してください!(笑)」ときれいに突っ込みが入り、会場は笑いに包まれました。

最後に、司会の方からメッセージを求められた沢村は、「素晴らしい脚本と演出のもと、スタッフ、キャスト皆が一丸となって素晴らしい作品が出来たと思っています。この作品には、たくさん個性豊かな役者さんが出てきます。観終わった後、じわっと心に染み入る作品になっているので、ご家族皆さんでじっくりとご覧いただいて、2016年の夏はすごくいい作品に出会えたなという、ひとつの大きな夏の思い出になればと思います」とコメントし、舞台挨拶は終了しました。