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沢村一樹出演 ABC・テレビ朝日系『ABC創立65周年記念スペシャルドラマ「氷の轍」』制作発表記者会見&完成披露試写会


10月31日(月)に行われた、ABC・テレビ朝日系『ABC創立65周年記念スペシャルドラマ「氷の轍」』の制作発表記者会見&完成披露試写会に、沢村一樹が出席しました。

本作は、直木賞作家の桜木紫乃氏がドラマのために原作を書き下ろした作品で、北海道の大自然を舞台に、サスペンスの謎解き要素を織り交ぜながら、重厚かつ繊細に描いた人間ドラマとなっています。

沢村は、柴咲コウさん演じる新人刑事・大門真由の先輩刑事・片桐周平を演じます。

会見冒頭、印象に残っているエピソードを訊かれ、「僕は南国出身なので、北海道にずっと住んでいる方の気持ちはどんな感じなんだろうと思っていました。宿の周辺を散歩すると、川が凍っていて、初日に“やっぱり北海道ってすごいんだな”というのを感じ、その思いを払拭できました。また、撮影のオフの日に宮本信子さんに勧められた湿原に柴咲さんと行ったら、その季節にはなかなか出会うことのできない大鷲に遭遇したことを鮮明に覚えています」と回答。

次に、ストーリーの鍵となる北原白秋の詩「他ト我」の感想を問われ、「二人で一緒にいるけどどこか淋しいし、一人になると孤独に耐えられないという内容の詩なのですが、そういう感情って自分の心の弱さから引き起こされるものかと思っていたのですが、実は誰の心の中にもあるもので、この詩を聞いて、なんとなく励まされ、勇気づけられました」とコメント。

最後に、視聴者へのメッセージを求められ、「20日間の撮影は、僕自身も色々なことをリセットする時間になりました。共演者の方から刺激を受けたり、北海道の大地が持つエネルギー等から、生活を大きく変える習慣を見つけました。きっと作品自体にそういう力があって、観る方の年齢によって受け止め方は色々あると思うのですが、昭和の時代が持つ独特のパワーを静かにぶつけられ、引き込まれるというよりは飲み込まれるようなシーンもあったりするので、人それぞれ感じていただいて、何か新しい発見があればいいなと、そういう作品だと思います」とメッセージを送りました。

■「ABC創立65周年記念スペシャルドラマ 氷の轍」HP
http://www.asahi.co.jp/koorinowadachi/