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杉咲花 第25回映画祭TAMA CINEMA FORUM


11月21日(土)、毎年東京都多摩市内で行われる映画ファンの祭典「第25回映画祭TAMA CINEMA FORUM」が開催され、この日上映された映画『愛を積むひと』の舞台挨拶に杉咲花が出席しました。

『愛を積むひと』は、第二の人生を大自然に包まれた美しい土地で豊かに過ごそうと、東京下町の工場をたたみ、北海道に移り住むことにした夫婦、小林篤史(佐藤浩市さん)と良子(樋口可南子さん)を描いた物語で、杉咲は篤史の石塀作りを手伝う杉本徹(野村周平さん)の中学時代の同級生であり、恋人でもある紗英を演じました。

舞台挨拶では、
「北海道は空がとても広くて、ホテルから撮影現場まで車で移動するとき、窓を開けてよく見ていました」と撮影当時を振り返りました。
また、本作で初めて母親役を演じたことについて
「同じくらいの年齢の方で、同じような経験をした方がどのような思いで母親になろうとしているのか知りたくて、調べたり相談したりしました。 実際に撮影をしたときは赤ちゃんを抱っこするだけでもすごく大変で、責任を感じました」と話しました。

さらにこの日、第7回TAMA映画賞授賞式が行われ、杉咲は「本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優」に贈られる「最優秀新進女優賞」を受賞。
「映画『トイレのピエタ』で、余命短く無気力な青年に全身全霊でぶつかり、生の素晴らしさを伝える少女を力強く演じた」という評価を受けた杉咲は、
「このような賞をいただけて素直に嬉しいです。私が関わらせていただいた大事な映画が、このような形で認めていただけたことは本当によかったと思います」とコメント。
余命宣告を受けた主人公の、最期の夏を共に過ごすヒロインを演じたことについて
「監督の演技指導がとても厳しくて怖かったのですが、絶対に負けたくなかったので食らいつこうと思ってやりました。監督からは『演技なんだけど演技するな。嘘をつくな』と言われ、私は現場に立って感じたことをそのままやろうと意識して演じました」と話しました。