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福士蒼汰主演、唐沢寿明、杉咲花出演 フジテレビ系スペシャルドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚(きたん)』放送日決定&追加キャスト発表



福士蒼汰が主演を務め、唐沢寿明、杉咲花が出演する、フジテレビ系スペシャルドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚(きたん)』の放送日が、前編6月25日(土)21時~、後編6月26日(日)21時~に決定し、 あわせて瀬戸利樹が出演することが発表されました。

本作は、2010年から2015年まで、 「ヤングマガジン」(講談社)で連載された大人気マンガ『モンタージュ  三億円事件奇譚』(渡辺潤・コミックス全19巻)を映像化した作品です。


【現代パートあらすじ】
1968年(昭和43年)12月10日に、東京都府中市で発生した20世紀最大の未解決事件「三億円事件」。
空前の規模(のべ17万人の捜査員を動員)での大捜査が行われたものの、犯人逮捕には至らず、 時効を迎えた。
舞台は2009年の長崎、高校3年生の鳴海大和 (なるみ・やまと/福士蒼汰)は通学路の途中で、幼なじみの小田切未来(おだぎり・みく/芳根京子さん)と共に、地面にできた血だまり、さらには壁に付着した血痕を発見する。
その血痕をたどると、袋小路に倒れる瀕死(ひんし)の老人・東海林明(しょうじ・あきら/香川照之さん)を発見。
大和は唐突に、 東海林から「お前の父親は、三億円事件の犯人だ。誰も信用するな」と告げられる。
その真意を尋ねようとする大和だが、東海林は大和への宣告を最後に、亡くなってしまった。
その日の夜から、突然姿を消した大和の父親・鳴海鉄也(なるみ・てつや/唐沢寿明) は、3日後に長崎から遠く離れた東京で水死体として発見される・・・。
元々、母親を早くに亡くし、鉄也に男手ひとつで育てられてきた大和は、若くして両親を失うことに。
幼い頃から、鉄也を父親のように慕ってきた未来の父親・武雄(たけお・デビット伊東さん)は、大和を放っておけず、大和は小田切家で一緒に暮らすことに。
時は過ぎ、2016年の長崎、25歳になった大和は、高校卒業後、進学も就職もせず、フリーターとして日々を無為に過ごしていた。
充実した人生とはほど遠く、満たされない日々を漫然と過ごす大和は、その不満を埋めるかのように、7年前に東海林から告げられた「お前の父親は、三億円事件の犯人だ」という言葉に妄想を膨らまし、「三億円事件」について詳しく調べ始める。
そんな折、大和は父親・鉄也の形見の剣道着を、武雄に譲り渡す。
武雄の計らいで「鳴海」という刺しゅうの入った「垂ネーム」だけは大和が受け取ることに。
その「垂ネーム」に違和感を抱く大和。
縫い目を切り、中を調べるとそこには折り畳まれた旧・五百円札が入っており、広げてみると飛び散った血痕が付着していた。
慌てて、三億円事件関連の資料を調べる大和。
資料には、 三億円事件で奪われた紙幣のうち、ナンバーが分かっているのは二千枚の五百円札だけとあり、該当のナンバーが記されていた。
手元にある五百円札のナンバーを調べると、資料のナンバーと一致する。
なぜ三億円事件で奪われた紙幣が、父の剣道着に隠されていたのか・・・。
一方、武雄も鉄也の甲手からメモを発見する。
その数日後、武雄と未来の母親・葉子(西尾まりさん)が失踪(しっそう)。
夫婦の失踪 (しっそう)と三億円事件の関連を疑う大和は、武雄が鉄也の甲手から発見したメモを見つけ、彼らがかつては「炭鉱の島」として空前の繁栄を誇り、今は誰も住むものない孤島、軍艦島に向かったことに気付く。
夫婦を追って、 軍艦島にたどり着いた大和と未来は、メモに書かれていた場所から、三億円事件で奪われたと思われる旧一万円札の束が詰まった袋を発見する。
しかし、武雄と葉子の姿はなかった・・・。
大和と未来が、三億円を持って軍艦島を出ようとすると、二人組の男たちに出会う。
一人は、2009年に大和と未来が、東海林の死に立ち会った際に、事情を聞かれた長崎の刑 事・関口二郎(せきぐち・じろう/遠藤憲一さん)、もう一人は山田というヤクザだった。
彼らのただならぬ雰囲気に困惑する大和と未来の前に、車に乗って助けに現れたのは、鈴木泰成(すずき・たいせい/劇団ひとりさん)だった。
泰成は、予備校講師で、未来の父親・武雄が経営する剣道場の門下生でもあり、大和と未来とは旧知の仲。
泰成の助けで、 関口と山田から何とか逃げられた大和と未来。
二人を取り逃した関口は、刑事であるにも関わらず、近くにいた貸しボート屋の店主を殺害、さらにその犯行を大和と未来によるものだと罪をなすりつけ、二人を殺人犯として指名手配する。
また、2009年に東海林を殺害したのも、関口だった。
やってもいない殺人の容疑者として警察から追われることとなった大和と未来は、軍艦島で発見した三億円と共に、長崎から福岡、さらには東京へと逃亡することに。
図らずも、さまざまな人物の思惑が複雑に絡み合った、大きな事件の渦に飲み込まれていく大和と未来は、父親・鉄也の謎の死、そして三億円事件の真相にたどり着くことができるのか・・・。


【出演者】
福士蒼汰、芳根京子さん、劇団ひとりさん、ムロツヨシさん、杉咲花、野村周平さん、門脇麦さん、ホラン千秋さん、三浦貴大さん、遠藤憲一さん、夏木マリさん、香川照之さん、唐沢寿明、西田敏行さんほか。

福士は、主人公・鳴海大和(なるみ・やまと)を、唐沢は、大和の父親・鳴海鉄也(なるみ・てつや)を、杉咲は、劇団ひとりさん演じる鈴木泰成の教え子で、大和と未来の逃亡を手助けする中野夏美(なかの・なつみ)をそれぞれ演じます。




また今回、新たに発表されたのは「1968年パート」のキャストで、「1968年パート」の主人公とも言える川崎雄大に野村周平さん、雄大の恋人・井上和子に門脇麦さん、雄大の幼なじみで、後に大物政治家となる府中南署の刑事・沢田慎之介に三浦貴大さん、府中の不良・望月竜に渋谷謙人さん、竜の恋人・響子ギブソンにホラン千秋さん、竜の不良仲間・ 横溝保に瀬戸利樹、以上6名の若手実力派俳優です。




【1968年パートあらすじ】

1968年当時の物語の舞台は、「三億円事件」が発生した府中。軍艦島出身の川崎雄大(かわさき・ゆうだい)は、仕事を求め1967年に上京。
同じ軍艦島出身の幼なじみで、兄のように慕う沢田慎之介(さわだ・しんのすけ)が、府中で刑事をしていたため上京先を府中に決めた。上京初日、雄大は当てにしていた仕事が手違いでなくなってしまい、途方に暮れていたところに、地元の不良、望月竜(もちづき・りゅう)がヤクザともめている場面に遭遇する。
持ち前の機転と度胸の良さで、竜を助けた雄大は、竜や彼の仲間の響子ギブソン(きょうこ・ぎぶそん)、横溝保(よこみぞ・たもつ)らと親交を深めていく。
1967年の秋、雄大は、竜が働いているジャズバーで働き始め、店の常連客、女子大生の井上和子(いのうえ・かずこ)と恋に落ちる。
頭の回転が速いのに、ずるいところがなく素直な雄大と、ジャズをこよなく愛す和子のカップルは、竜や響子たちからも祝福され、いずれ二人で ジャズ喫茶を開くという夢に向かって、彼らは幸せの絶頂にあった。
しかし、1968年、突如、雄大と和子の幸せを引き裂く悲しい事件が起こる。
その事件以来、 明るさを失い、心を閉ざしてしまった雄大は、国を変えたいという野心を抱く沢田を介し、竜、響子ギブソン、保と共に、「三億円事件」の実行犯として荷担していくことに・・・。


これまで、「三億円事件」を題材にしたドラマや映画は数多くありましたが、その多くは未解決事件としての「三億円事件」の真相に迫るミステリーやサスペンスを軸にしたものでした。
しかしながら、 今回の『モンタージュ 三億円事件奇譚』は、「三億円事件」を題材にしながらも、物質的な豊かさはあるものの閉塞感が漂い、未来への希望を見出しにくい “現代”と、その“現代”に比べ、人々がそれぞれの立場から理想の未来を夢見て、必死に生き抜いていた「三億円事件」発生当時の“過去(1968年パート)” を、緻密かつ巧妙に絡めながら、「本格社会派エンターテインメント」として昇華させています。
それだけに、福士、芳根さんらが演じる「現代パート」と、野村さん、門脇さんらが演じる「1968年パート」、そのどちらからも目が離せないほど、見応えのある仕上がりになっています。

特筆すべきは、 野村周平さんが福士蒼汰の父親・川崎雄大の青年時代を演じること。
今回のドラマでは共演シーンはなかったものの、彼らが同じドラマに出演するのは、『恋仲』(フジテレビ系・2015年7月クール) 以来、およそ1年ぶり。
福士は「共演させていただいた方と、こういう形ですぐにまたご一緒できるのはうれしいことです。
しかも、今回は (野村君が)お父さんになってしまいました(笑)。
野村君とは同級生なので、本当に不思議な感覚です(笑)」と語っています。

川崎雄大という青年が、どのような人生を経て鳴海鉄也となり、大和という子を持つことになったかについては、「三億円事件」の真相と同様に、『モンタージュ 三億円事件奇譚』の物語を形成する大きな柱の一つとなっているので、是非ドラマを見て彼の数奇な人生に注目してください。


スペシャルドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚(きたん)』は、フジテレビ系にて、【前編】6月25日(土)21時~、【後編】6月26日(日)21時~放送です。