唐沢寿明 映画『杉原千畝 スギハラチウネ』主演
唐沢寿明が、2015年秋公開予定の映画『杉原千畝 スギハラチウネ』で主演を務めることが発表された。
この作品は、第二次世界大戦中のリトアニアで、日本政府に背きながらもユダヤ難民にビザを発給し続け、6000人の命を救ったことから、「日本のシンドラー」とも称される外交官・杉原千畝(すぎはら ちうね)の壮絶な半生を映画化。
混乱の世界情勢下においてインテリジェンス・オフィサー(諜報外交官)として危険な諜報戦に身を投じ、日本へ情報を発信し続けた彼の「信念」も描かれる。
□唐沢寿明 コメント
―杉原千畝について
杉原千畝は外務省からの了承のない中でユダヤ人にビザを出し続けた方ですが、今回の映画はそれに加えて今まであまり知られていなかった事実も描かれています。「正義の人」で、まさに僕がやるべき役じゃないでしょうか(笑)
―ポーランドについて
ポーランド人は忍耐強い。日本人に近い部分が結構あると思います。また、自分たち(日本人俳優)のことを知らないから、同じ土俵で仕事ができます。
―作品について
めまぐるしく変わる激動の時代を、夫婦で生き抜いた姿が描かれています。この映画の中には、激動の時代を生き抜く過酷さや、ある種の感動、そして愛など、いろいろな要素が詰まっています。だからこそ、若い世代からお年寄りまで観て頂きたい。戦争を知らない世代にもエンターテインメントを通して、戦争とはどういうものなのか、人種差別とはどういうものなのかをこれからも忘れないように観て頂ければ嬉しいです。
映画『杉原千畝 スギハラチウネ』
監督:チェリン・グラック
2015年秋公開予定