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菅野美穂 映画『奇跡のリンゴ』完成報告会見&舞台挨拶



4月22日(月)、映画『奇跡のリンゴ』の完成報告会見と舞台挨拶が行われ、菅野美穂が出席しました。

1975年、青森弘前。リンゴ農家の木村秋則(阿部サダヲさん)は、年に数十回も散布する農薬の影響で皮膚がかぶれ、数日寝込むこともあった、妻・美栄子(菅野)を想い、無農薬によるリンゴ栽培を決意する。
しかしそれは“神の領域”と言われるほど“絶対不可能”な栽培方法。
数えきれない失敗を重ね、周囲の反対にあい、妻や3人の娘たちも十分な食事にありつけない極貧の生活を強いられる。それでも諦めなかった秋則は、11年にわたる想像を絶する苦闘と絶望の果てに、常識を覆すある“真実”を発見します。

妻への愛が奇跡を起こす感動の実話、完全映画化です!

まず、完成報告会見では、オファーをもらったときの感想を聞かれると、
「両親も東北出身で、リンゴの栽培がさかんな地域でした。東北弁も小さいころから両親が話していましたし、運命を感じました。
震災もありましたが、直接的に東北がんばれ!というのではなく、東北で木村さんのように頑張っている人もいる、ということを伝えられたらと思います。」
と、思いはひとしおの様子。
しかし「少しでも元気を届けるお手伝いをしたい、エールを送りたいと思っていましたが、出来あがった作品を見て、木村さんや阿部さんの演技に自分が元気をもらいました。」
とも語っていました。

お互い役者として凄いなと思ったことは?という質問には、まず阿部さんから
「秋則が妻の病状を毎日書いていた日記を、美栄子が一人で見ているシーン。10分間の長回しで、セリフもなく、ただ日記を読んでるだけなんだけど、見ていて鳥肌が立ちました。」との言葉が!
「しかも監督に当日言われてやったらしいです!」と、本当に驚いた様子で語ってくださいました。

菅野は秋則が娘の作文を読むシーンを挙げ、
「どうしようってひるんでしまうくらい、今まで見たことがない阿部さんでした。
菅野的には阿部さんにびっくりだけど、美栄子的には旦那さんを支えないとって(笑)」
と、お互い強烈に感じるものがある作品になった様子でした。

続いての舞台挨拶では、三姉妹を演じた子役の子に久しぶりに会った菅野は、
「大きくなったね~! 日焼けした!?」と声をかけるも、首を横に振られ、
「あれ?してないか!(笑)」というなんとも可愛らしいやりとりが!
「一緒にお弁当食べたり、カメムシ見つけたり、ちょっとずつ家族になっていった感じです。すくすく大きく成長してほしいけど、このままでいてほしいという気持ちもあります(笑)」と、映画を通して本当の家族のようになっていたことが伺えます。

そして、話の流れは阿部さんがまだ無農薬栽培の“奇跡のリンゴ”を食べれていない!という話に。会場のお客さんの中で、修学旅行で訪れた際に食べたという方がいて、阿部さんが絶句する場面では、今日一番の盛り上がりをみせていました。
菅野は、16分の1カットのみ食べられたようで、
「素朴で、小学生のころ食べていたリンゴを思い出すような、そんな味でした!」と解説していました。

最後は
「家族っていいな、友だちっていいな、と思っていただけると思います。今日は女性が多いかなと思うのですが、ぜひ、旦那さんやご家族と一緒に劇場へ観に行って頂けると嬉しいです。」とコメント。
するとすかさず阿部さんが「独身の方でもいいですよ!」とツッコミを入れ、最後まで笑いに溢れる、映画のように終始和やかな雰囲気で舞台挨拶は終了しました。

映画『奇跡のリンゴ』は、6月8日ロードショーです!
出演者が皆大絶賛の感動の実話、ぜひ劇場でご覧ください!