市川由衣 舞台『金閣寺』初日開幕直前会見&公開フォトコール
4月4日(金)、舞台『金閣寺』の初日開幕直前会見と公開フォトコールが行われ、市川由衣が出席しました。
本作は、宮本亜門さんが演出を手掛け、柳楽優弥さんが主演を務める、若者たちの苦悩を描きだした作品です。
主人公・溝口の初恋の相手である有為子と、生花の師匠を演じる市川は、
「1ヶ月間稽古をして、たくさん悩んでいろいろなことを考えました。今は早く多くの人に観てもらいたいという気持ちがあります。
初日を迎えてからも、またいろいろな考えが生まれて、お芝居も変わってくると思うので、それも自分自身で楽しみにしています」
と意気込みを話しました。
また、宮本さんの演出について
「一人ひとりの生き様を深く描いていて、すごく最初は悩みましたが、亜門さんにたくさんのヒントをもらって、自分でいっぱい想像して、溝口の心に残る女性を作り上げていきました」
と振り返りました。
フォトコールでは、1幕の一部が公開されました。
大学に進学した溝口は、内翻足の男・柏木(水橋研二さん)と出会い、周りを気にせず己を貫くその性格に惹かれていきます。
しかし、自分の中にわだかまりが生まれてくることに気付く溝口。その溝口の何とも言えないもどかしい思いが、音、光、そして演技で繊細に、時に激しく表現されていました。特に、劇中に現れる金閣を象徴する男がとても不気味で、溝口と対峙するシーンはとても印象的でした。
『金閣寺』は4月19日(土)まで、赤坂ACTシアターにて公演中です。ぜひ劇場にお越しください。