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市川由衣 主演映画『海を感じる時』大ヒット御礼ティーチイン&トークイベント



10月18日(土)、映画『海を感じる時』の大ヒット御礼ティーチイン&トークイベントが行われ、主演の市川由衣が出席しました。

本作は、女子高生の恵美子(市川)が、同じ高校に通うひとりの男・洋(池松壮亮さん)との性体験や、執拗に恵美子を責める母(中村久美さん)との対立を経て、少女から大人の女へと成長していく物語。
恵美子の繊細な内面や、男と女、家族とのつながりが豊かな感性で描かれ、恵美子と洋の揺れ動く心の機微が美しく描かれています。

イベントは会場のお客さまから質問を受け、それに答えていく形で行われました。
「演じていて印象的だったシーンは?」という質問には、
「銭湯のシーンがすごく好きで、“女”である自分を自覚するシーンだと自分の中では思っています。水面に映った自分をかき消して水を浴びるのですが、罪悪感や悔しさを認める印象的なシーンだと思います」
と答えました。

カメラが回っていない時の雰囲気を聞かれると、
「撮影前は、話の内容的に恵美子を演じて自分が病んでしまうんじゃないかと思っていたのですが、現場はオン・オフがはっきり区別できる環境だったので、控室でもキャストの方といろいろな話をして盛り上がっていました」と回答。

また、「恵美子を演じるうえで役作りはしましたか?」という質問には、
「監督から『アデルの恋の物語』という作品を勧められて観ました。一人の女性が男性にのめり込んでいく話なのですが、主人公がイタい女性であるにもかかわらずすごく美しく映っていて、その姿を恵美子に持たせられたらと思って演じました」
と振り返りました。

『海を感じる時』は現在テアトル新宿、テアトル梅田ほかで上映されており、全国各地で順次公開されます。劇場情報は公式サイトからご確認ください。