福士蒼汰・入江甚儀 映画『ストロボ・エッジ』3月14日(土)公開
福士蒼汰、入江甚儀が出演する映画『ストロボ・エッジ』が3月14日(土)に公開されます。
本作は、2007年から2010年にかけて別冊マーガレットで連載された咲坂伊緒氏による大ヒット少女コミックを映画化したもので、登場人物全員が誰かに片想いをする切ない学園青春ラブストーリーです。
福士は、学校ではほとんど笑顔を見せないクールな印象ながらも、学校中の女子から人気 を集める高校1年生の主人公・一ノ瀬蓮を演じます。中学の時から付き合っている年上の彼女・是永麻由香(佐藤ありささん)を自分が守るという想いに忠実であろうとする役柄です。
ほかに、素直で純粋、何事にも一生懸命な性格で、蓮のことを好きになる木下仁菜子を有村架純さん、蓮と同じ中学出身で、蓮に一途な仁菜子に本気で恋をする安堂拓海を山田裕貴さん、蓮の中学の後輩で安堂の元カノ・杉本真央を 黒島結菜さんが演じます。
入江は、麻由香の弟で、中学の頃から仁菜子を好きな高校1年生・是永大樹役で出演します。
ある帰り道の電車の中で蓮と出会った仁菜子は、その後少しずつ会話を交わしていくうちに自分が蓮に恋をしていることに気付きます。蓮の彼女の存在を知ってもなお、自分の想いをただ伝えたくて、蓮に告白するも、振られてしまう仁菜子。そんな仁菜子に想いを寄せるも振られてしまう大樹。そして、仁菜子の真っ直ぐな想いに触れるうちに、心の中にある変化が生まれ始める蓮。それぞれの不器用な恋愛が、優しく温かく描かれます。
福士は、自身が高校2年生の時に生まれて初めて読んだ少女コミックが『ストロボ・エッジ』だったということもあり、「蓮のイメージを強く持っていたので今まで演じた中でも一番難しかった」と振り返りました。さらに、蓮のさりげなく気の遣えるところや、仁菜子との関係性に憧れ、今までインタビューで理想の男性像を聞かれるたびに、“一ノ瀬蓮”の名前を挙げています。それほど思い入れのあるキャラクターを演じ、「夢が叶ってすごく嬉しいです」と語りました。
映画の見どころの一つとして、昨年8月3日 (日)に行われた新潟・長岡花火大会をバックに撮影されたシーンがあります。花火大会のシーンは原作にはありませんが、プロデューサー曰く「蓮と麻由香の物語と、仁菜子と蓮、仁菜子と安堂の物語がクロスオーバーしていく転換点にしたかった」と脚本段階で書き加えられました。
撮影隊は長岡花火大会の中盤に打ち上げられる“フェニックス”に合わせて撮影を敢行し、CGではなく実際の花火の撮影に成功。花火のスケールの大きさと圧倒的な美しさが物語を彩ります。
また、本作のキーとなるシーンの数々で印象的に登場する電車のシーンは、相模鉄道の全面協力のもと、相模いずみ野線の駅や走行列車の車中などで撮影が行われました。
蓮の肩に仁菜子がもたれかかったまま寝てしまうシーンは原作にもありますが、運転席目 線の長回しのカットは映画オリジナルで、廣木隆一監督がどうしても入れたかったもの。監督は「電車が空中に浮いているように見えるのが気に入って、こだわって狙って撮りました。ここから2人の気持ちがちょっとずつ見えてくる、印象的なシーンになれば」と語っています