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杉咲花 映画『トイレのピエタ』日本外国特派員協会記者会見


5月27日(水)、映画『トイレのピエタ』日本外国特派員協会記者会見が行われ、杉咲花が出席しました。

本作は、手塚治虫さんが病床で綴った日記の一節を原案にオリジナル映画化し、RADWIMPSの野田洋次郎さんが主演を務める映画です。
杉咲は、余命宣告される主人公・園田宏(野田さん)と最期の夏を共に過ごすヒロイン・真衣を演じます。
先日韓国で開催された全州国際映画祭2015ではインターナショナルコンペティションに日本映画で唯一選出され、世界最速で本作を観た観客から高い評価を受けました。
この日は公開に先立ち、日本外国特派員協会にて試写会および記者会見が行われました。

会見で杉咲は、
「この役が決まるまでオーディションを1年間で5回ほど受けました。脚本を読んだときすごく面白くて、真衣という役にすごく興味が湧きました。
撮影のリハーサルの時、真衣の役作りが自分の中で自信を持った状態でいたのですが、監督からは『全然違う』と指摘され、そこからまた新しく役作りを始めました。リハーサルを重ねていくうちに監督が『花は真衣を掴んだね』と言ってくださって、そこから私は監督に付いていく自信がつきました。撮影が終わってからも真衣がずっと自分の中にいて、1ヶ月くらい引きずっていました」と話しました。

また、松永大司監督は、
「真衣という役をキャスティングするにあたって、今活躍している若い女優さんたちにたくさん会わせてもらいましたが、その中で最初から杉咲花の芝居は本当にすごかったです。最終オーディションで5人~10人に絞ったとき、野田洋次郎と一人ひとりエチュードをしてもらいました。その時の2人の芝居を通しての変化、共鳴の仕方が素晴らしくて、そこで杉咲花に決めました」とキャスティングにまつわるエピソードを明かしました。

さらにこの日は、先日開催された第16回全州国際映画祭でのコンペティション部門正式出品に続き、台北で行われる映画祭「2015 台北映画祭Panorama」のFuture Lights部門に正式出品されることも発表されました。今後も7月にアメリカで開催される映画祭「JAPAN CUTS」での上映が予定されており、国内外の映画祭からの引きが大変強く、海外の映画ファンからもポジティブな反響を得ています。