杉咲花 映画『トイレのピエタ』6月6日(土)公開
杉咲花が出演する映画『トイレのピエタ』が6月6日(土)に公開されます。
本作は、“マンガの神様”手塚治虫さんが死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、『ピュ~ぴる』で国内外から高く評価された松永大司監督が完全オリジナルストーリーで手掛けた劇場長編初監督作品。RADWIMPSのリード・ボーカル&ギターの野田洋次郎さんが映画初主演を務めます。
杉咲は、余命宣告される主人公・園田宏(野田さん)と最期の夏を共に過ごすヒロイン・真衣を演じます。
画家への夢を諦め、窓拭きのバイトでやり過ごすように日々を送る宏は、ある日バイト中に突然倒れ、病院へ運ばれます。病院で宏は、制服が破れたとサラリーマンに因縁をつける女子高生の真衣と出会います。突然の余命宣告を受け呆然とする宏に、真衣は明るく声をかけます。
「今から一緒に死んじゃおうか?」
宏はバイクの後ろに真衣を乗せスピードを上げるも、そのまま死んでしまうことなどできませんでした。
それ以来、入院して抗がん剤治療を始めた宏のもとに度々やってくる真衣でしたが、「入院してる暇人と違ってこっちは忙しいんだけど!」「あんたなんか自分で生きることも死ぬこともしてないじゃん!」と病人相手でも容赦なく、ありのままの感情をぶつけます。真衣は真衣の事情の中で、寂しさや憤りを抱えているようでした。
残された時間を知るまでは、今年の夏もいつものようにやり過ごすだけの季節になると思っていた宏。それが人生最期の夏に変わってしまい、目の前に現れたあまりにも無垢な真衣に戸惑い、翻弄されながらも、生と死の間に強烈な光を見ます。