天海祐希 映画『恋妻家宮本』2017年1月公開決定
天海祐希が出演する映画『恋妻家宮本』が、2017年1月に公開されることになりました。
本作は、重松清氏の小説「ファミレス」を原作に、数々の人気ドラマの脚本を手掛ける遊川和彦氏が初監督を務める作品です。
主人公の中学校教師・宮本陽平を阿部寛さんが演じ、天海は妻の美代子役で出演します。
息子が結婚して独立し、25年ぶりに夫婦2人きりで生活することになった陽平は、ある夜、妻である美代子が隠し持つ離婚届を偶然発見してしまいます。妻に問いただす勇気もなく、突然熟年離婚の危機に面した主人公が人生に悩み、葛藤しながらも中学校の教え子や料理教室の仲間と関わる中で家族のあり方を再認識して、妻と新たな一歩を踏み出していく様子が描かれます。
1月17日(日)よりクランクインした本作は、先日原作タイトルでもある「ファミレス」を完全再現したロケセットでの撮影を敢行。宮本夫妻がファミレスに訪れるという、まさに映画の冒頭となるシーンが撮影され、ファミレスの多様なメニューに迷う優柔不断な陽平、それを無表情で見つめる美代子が映し出され、過去の遊川作品を彷彿とさせる謎めいた雰囲気を感じさせながらも、リハーサルを重ね確立されたという陽平の個性的なキャラクターが加わり、これから始まる宮本夫妻の物語を大いに期待させるシーンとなりました。
□天海祐希 コメント
ファミレスってなんだかわくわくしますよね、メニューも沢山あって。待ち時間の間も阿部さんと二人で何が美味しそうだとか、いまの季節はイチゴだね、とかいいながら撮影を楽しんでます。
阿部さんと遊川さんを見ていると、すごく理想的な関係だなと思います。阿部さんは器が大きくて、純粋かつ素直に監督の指示を聞いて、自分なりに消化してお芝居に活かされる方ですし、遊川監督はこうやって欲しいっていうのを脚本家ならではの言葉で的確に伝えるので。遊川さん、監督向いてるかもな~なんて思ったりして。
この撮影で思ったのは、今回阿部さん演じる陽平に美代子が酔っぱらってのしかかる、というシーンがあるのですが、リハのときから全力で乗っていっても阿部さんがいい感じに腹筋で止めているんですよ(笑)。遠慮せずいっても腹筋で私の体重を支えてくださるので、頼りがいがあって全力でどーんと行けました。安心感がやっぱり違うんですよね(笑)。
この作品は日常何気なくいられることとか、なんでもないと思えることがどれだけ幸せで、何が大切なのかが、じんわりと沁みるように心に広がっていく映画なんじゃないかと思います。いい大人だからこそできないこと、本当は伝えなければいけないのに伝えられない大人たちの背中を押してくれるような映画になったらいいなと。是非ご夫婦で観に来てほしいです。