成海璃子 主演映画『無伴奏』3月26日（土）公開
成海璃子が主演を務める映画『無伴奏』が、3月26日（土）に公開されます。
本作は、直木賞作家・小池真理子氏の半自叙伝的同名小説を、『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司監督が完全映画化したもので、未来を変えるべく若者たちが声をあげ高揚していた1969年～71年の仙台を舞台に、多感な恋に揺れ動く男女の姿を繊細かつ大胆に描く、切なく耽美なラブストーリーとなっています。
＜ストーリー＞
日本中で学生たちが学生運動を起こす混沌とした1969年（昭和44年）に仙台 で過ごす多感な女子高校生の響子（成海璃子）。
同級生のレイコやジュリーとともに、時代に流されて制服廃止闘争委員会を結成し、学園闘争を行っていた。
そんな響子が気がかりな両親は仕事の都合で東京に引っ越すが、仙台の進学校に通う響子は、仙台の叔母のもとで過ごすことになる。
レイコに連れられ、初めてクラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」へ足を運ぶ響子。
そこで偶然にも渉（池松壮亮さん）、祐之介（斎藤工さん）、エマ（遠藤新菜さん）と出会う。
この喫茶店では、好きな音楽をリクエストできるのか、「バッヘルベルのカノン」をリクエストする渉。
響子は、席が隣り合わせになったそんな渉に興味を抱く。
ある日、大学での集会で怪我をして自分の甘さを痛感し、学生運動から離れた響子は、逃げ込んだ「無伴奏」で、渉たちと再会する。
響子は、渉に逢うたびに強く惹かれていった。
時に嫉妬や不安に駆られ、それでも熱い想いを渉に傾けていく。
だが、いつしか見えない糸が絡み始め、どうすることもできない衝撃に包まれていく・・・。
成海は、主人公の女子高生・野間響子の少女から大人へと成長する姿を、繊細かつ体当たりの演技で表現。
スクリーンでは初の官能シーンを臆さず大胆に演じ、新境地を拓いた。
常に優しい笑顔を浮かべながらもどこか翳りのある青年・渉を、池松壮亮さん、
渉の親友で、ニヒルかつミステリアスな魅力を放つ祐之介には、斎藤工さん、
祐之介の恋人エマ役を遠藤新菜さんが演じるほか、
日本映画界きってのバイプレイヤー光石研さんをはじめ、斉藤とも子さん、藤田朋子さんといったベテランたちがしっかりと脇を固めているのも見逃せません。