杉咲花、唐沢寿明 NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」出版社編 スタジオ取材会
7月8日(金)、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」出版社編のスタジオ取材会が行われ、杉咲花と唐沢寿明が出席しました。
本作は、生活総合誌「暮しの手帖」創業者の大橋鎮子氏、花森安治氏らの軌跡をモチーフとしたドラマです。
11歳で父を亡くしたことを境に家族の父代わりとなった小橋常子(高畑充希さん)が、浜松から上京し、女性のための実用誌『あなたの暮し』を創刊。
花山伊佐次 (唐沢寿明)の助けを借りながら、一世を風靡する雑誌に成長し、女性に支持されていく過程が描かれます。
杉咲は、年の離れた小橋家の三女・美子を演じ、『あなたの暮し』の衣装面をサポートする役割を担います。
唐沢は、『あなたの暮し』の編集長、花山伊佐次を演じます。
取材会で、見どころを訊かれた杉咲は、「やっと雑誌作りを始めて、この先、出版社にとって大きな問題が起きたりするのですが、私にとっても演じていて大事にしていた回なので、見逃さないように毎日観ていただきたいです。今は、『あなたの暮し』の出版社で雑誌作りをしていて、人数も増えてにぎやかに楽しく撮影しています。楽しい現場の雰囲気が伝わるといいですね。これからもがんばります」とコメント。
一方、『あなたの暮し』の編集長、花山伊佐次役の唐沢は、役のモデルである花森安治さんがデザインされ、雑誌に載っていた服をモチーフにした作務衣(さむえ)風の衣装で登場し、「どこかの国の武術の達人ではありません!(笑)」と、リップサービス。そして、先述の杉咲と同じ質問に対し、「現代もそうですが、仕事として出来る事とやりたい事が合致する人は少ないなか、花山や常子はそれが合致した人たちだと思います。
そんなふたりが出会って、今の日本の礎を作ったと言っても過言ではない。やはり、このふたりが雑誌を作るという所が、絶対的な見どころです。
また、その常子に次女、三女が必死に食らいついて、学んで成長していく姿もかわいらしい見どころの一つですね」と話しました。
続いて、印象的なシーン、難しかったシーンについて問われた杉咲は、「闇市のシーンです。スタジオ全部を使ってセットが組まれていました。
今まで戦争のシーンをずっと撮っていて、気分が沈んでしまうこともあったのですが、闇市の中には、生き生きした人がたくさん溢れていて、戦争を乗り越えて生きているんだと、強く感じたことが印象に残っています」と答え、同じ問いに唐沢は、「情熱的に話すシーンが多いんです。編集者をモチーフにしている作品なので、雑誌を作ることに対しての情熱は、中途半端では駄目ですよね。それは俳優も勿論そうですし、それ以外の職業の方も同じだと思います。モデルとなった方に、否定されないように演じていきたいと思います」と語りました。
NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』は、NHK総合で月~土曜午前8時~放送中です。 (全156回を予定)
http://www.nhk.or.jp/totone-chan/