天海祐希主演 菅野美穂出演 映画『恋妻家宮本』公開初日舞台挨拶
1月28日(土)に行われた、映画『恋妻家宮本』の公開初日舞台挨拶に、主演を務める天海祐希と菅野美穂が出席しました。
本作は、重松清氏の「ファミレス」が原作で、子どもが独立し、25年ぶりに夫婦二人きりで生活することになった中学校の中年教師・宮本陽平(阿部寛さん)が、妻・美代子(天海祐希)の隠し持っていた離婚届を偶然発見したことをきっかけに巻き起こる、おかしくも愛おしい夫婦の物語が描かれた作品です。
菅野は、宮本陽平が通う料理教室の仲間で、毒舌な主婦・五十嵐真珠を演じます。
舞台挨拶冒頭に天海は、「こんにちは、天海祐希です。皆さん、いかがでしたか?阿部さんもおっしゃっていましたが、今日一日、幸せな気分で過ごしていただけるんじゃないでしょうか?
ちょっと幸せが足りなくなったら、また劇場に足を運んで下さい(笑)私も撮影中は、すごく楽しい毎日を過ごさせていただきました。こんなハンサムさんな阿部さんと疑似夫婦を体験させていただけて、とても幸せな毎日でございました。遊川監督、初作品ということで私も実は少し緊張したんですが、とても温かく一生懸命な現場で、素敵な体験をさせていただきました。この作品を今日やっと全国の皆さんに観ていただけるということで、本当に幸せです。ありがとうございました」
菅野は、「こんにちは、菅野美穂です。阿部さん、天海さん、公開おめでとうございます。そして、遊川監督初作品初日、おめでとうございます。私は、脚本家の遊川さんとはお仕事をさせていただいたことが何度かあったのですが、ご自身で初めて映画を撮られるという時に、私にも声を掛けて下さって、嬉しかったのとまたちょっとしごかれるのかという気持ちもありました(笑)短い期間だったんですがリハーサルをやっていた時に、“今までの菅野と違う面を引き出したい”という情熱を私にまでかけて下さって、すごく嬉しかったです。夫婦役の佐藤さん(佐藤二朗さん)との掛け合いは、すごく安心感がありました。ありがとうございました」と挨拶。
次に、“遊川監督の演出はいかがでしたか?”と問われた天海は、「“皆の今まで見せたことのない顔を見たい”というのが念頭にあり、役者側に立って熱を持って演出をして下さって、とても素晴らしい現場でした。これからも、もっとたくさんの作品を撮っていただきたいなと思いました」と話しました。
一方、佐藤さんとのケンカのシーンについて訊かれた菅野は、「ケンカのシーンは、実際のケンカは嫌な気持ちになるかもしれませんが、見ていて面白いものでもありますよね。今回、私は両親を思い出しました。子どもから見ていると、ずっとケンカをしている印象でしたが、父が亡くなった後、母に“よくケンカしてたよね?”と話すと、“え?そうだった?”って感じで、本人はケンカだと思っていないんですよね。“お互いに唯一自分を出し合える相手”という夫婦像なのかなと思って演じました。リズム感のある二郎さんに引っ張っていただいたので、やりやすかったです」と回答。
最後に、遊川監督へ宛てた奥様からのサプライズのお手紙を天海が代読し、感想を求められた天海は、「素敵な奥様だと思いました」とコメントしました。