『水谷果穂 バースデーライブ』
水谷果穂が11月3日（日・祝）、2年ぶりとなるワンマンライブ『水谷果穂 バースデーライブ』を開催した。
2年ぶり、そして22歳のバースデーワンマンということで、水谷は「この日のために歌や初めて挑戦する曲などを準備してきたので特別な1日にしたいと思います」と意気込みを語った。
会場に集まった観客の期待が高まる中、開演時間になると真っ白のワンピース姿で登場した水谷に歓声が沸く中、2ndシングル「君のステージへ」からライブがスタート。満員の会場を見渡しながら「皆さんこんばんは。水谷果穂です。今日はバースデーワンマンになりますが、私が生まれた時刻は昼頃なので無事に生まれています（笑）ぜひ皆さん楽しんでいってください」と話し、デビュー曲の「青い涙」、「恋のレシピ」「ナナイロ」と続けざまに3曲を歌い上げた。
ステージ上に煌々と輝く月のもとでペンライトが揺れる中、エリィ役で出演したTBS系連続ドラマ『凪のお暇』の主題歌「リブート」や連続テレビ小説「なつぞら」の主題歌「優しいあの子」のカバーを歌い「エリィは自分とかけ離れた役で難しさも感じましたが、心はずっと健康で充実した3ヶ月間でした。朝ドラは歴代ヒロインの方々が出演していて、私もまた出るために頑張ろうと思いながら撮影をし、とてもいい経験をさせて頂きました」と振り返り、続いて「何回歌っても新鮮な気持ちになる」という7月クールのテレビ東京系ドラマBiz「リーガル・ハート ～いのちの再建弁護士～」の自身初の主題歌「朝が来るまで」を披露し、力強い歌声を会場中に響かせた。
ここでバースデーソングと共にケーキが登場し、突然の出来事に驚く水谷は「これ、食品サンプルのケーキです！」と大好きな食品サンプルに大興奮しながら「このままここに置いてライブがしたいです」と笑いを誘う場面も。水谷もサプライズとして「ずっとかっこいいなと思っていたギターをライブで披露したいと思い、1ヶ月前ぐらいから練習をしました！ギターデビューを温かく見守ってください」と1stアルバム「深呼吸」より「いつだって」をアコースティックギターで披露し、会場を大いに沸かせる中、さらに初めて歌詞を担当し「歌詞を書くのは難しかったのですが、背伸びをせず自分らしく書きました」という未発表曲を歌い、観客を魅了した。
また「空想トレイン」や「気まぐれ王子様」では振り付けを添えてポップに歌った後、1年を振り返って「色々な活動をして、ちゃんと1年やってきたなと思える年でした。女優としても歌手としても人間味溢れる人は素敵だなと思い、私もそのような存在になれるようにこれからも頑張りたいと思います。皆さんが普段から色々な形で応援してくださり、元気を頂いています。今日は感謝の気持ちを伝えたくて。本当にありがとうございます」と思いが込み上げて涙を浮かべる中、その気持ちを胸に「あしあと」「明日への扉」を披露するとボルテージは最高潮となり本編は締めくくられた。
割れんばかりのアンコールに応え、衣装を変えて再びステージに登場した水谷は、最後の曲を歌いアンコールを含む全16曲を披露。「皆さんに助けられて楽しいライブになりました！ありがとうございます」と感謝を述べ、歌とパフォーマンス共に成長した姿をしっかりと見せた水谷に観客から惜しみない拍手が送られ、ワンマンライブは幕を閉じた。