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榮倉奈々 映画『糸』初日舞台挨拶



2020年8月21日(金)に行われた、映画『糸』の初日舞台挨拶(全国111館の劇場で生中継)に榮倉奈々が出席した。

平成を代表する国民的人気曲となった中島みゆきの「糸」を映画化した本作で、榮倉は主演の菅田将暉さん演じる高橋漣が働く、チーズ工房の先輩・桐野香役を演じた。

4月の公開予定が延期となりようやく公開日を迎えたことについて、榮倉は「4カ月越しの公開を本当にうれしく思います」と語り、無観客での舞台挨拶について「目の前にお客さまがいないけれども、1万人の方に観ていただいている今の状況がすごく不思議で、少し緊張しています」と明かした。

初共演となった菅田さんの印象を聞かれた榮倉は「世代が少し離れているので、“今をトキメク菅田将暉くん”と思って撮影前はドキドキ、少し緊張していました。でも、現場でものびのびとされている印象で、初対面でしたけれど、壁を感じず最初から楽しく撮影ができました」と答えた。

また、本作の役作りのために行った減量について聞かれた榮倉は「台本に痩せている姿と書いてあったので、差を出すためにまず太ってからクランクインしようと考えてました。でも、気がついたらクランクインしていて…。全然太れなかったんです」と明かした。さらに「まず、2カ月たくさん筋トレをして、減量に耐えられる体力作りをしました。専門の方に計画を作っていただいて、撮影の時にベストな状態になるように、減量開始から撮影まで1週間で体重を落としました。そこから、1週間撮影があったので、体重をキープしたのは合計2週間。その、2カ月後には元気な姿の撮影があったので体重を戻すために菅田くんに引かれるくらい食べてました」と撮影の裏話を語った。

また、減量期間中に共演者のみなさんとの会食があったことを明かし、「唐揚げやお刺身やステーキが、あんなにおいしそうに見えたのは初めてでした」と笑いながら振り返った。

めぐり逢いをテーマに壮大なスケールのラブストーリーを描いた本作にちなみ個人的に好きなラブストーリーを聞かれると、「家族の愛がテーマの映画ですかね。でも今回、完成した『糸』を観て純粋なラブストーリーもいいなと改めて思いました」と答えた。

舞台挨拶の最後には登壇者が全員で、生中継のカメラにむけて手を振りなごやかに幕を閉じた。