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志田未来 日本看護協会「看護の日」トークイベント



2021年5月9日(日)に行われた公益社団法人 日本看護協会による「看護の日」トークイベントに志田未来が出席した。

看護の日は、1990年5月12日に制定され、今年で31年を迎える。この日のイベントは、若年層に看護の魅力などを伝えるため、「―だから、私は、看護を選ぶ。」をテーマに行われた。

第一部のトークイベントにスペシャルゲストとして出席した志田は、厚生労働大臣と日本看護協会会長による主催者あいさつ(VTR)、「看護の日・看護週間」事業紹介に続いて行われた現場で活躍する看護のスペシャリスト紹介のコーナーで、紹介VTRを振り返りながら、看護という仕事・看護の魅力についてトークを行った。

看護の日のポスターにも登場している未来の看護職となる看護学生2名とのトークでは、看護の日ポスターについて聞かれ、「未来を見つめてらっしゃる目がすごく真っすぐで素敵だなと思っていたので、お会いできて光栄です」と話した。

看護の日を知っていたか?という質問に対しては「正直、このトークのお話しをいただいて初めて知ったのですが、このコロナ禍に、医療従事者の方やそのご家族の方が大変な思いをしながら向き合ってくださっている姿をニュースなどで拝見していたので、このお話をいただいたときは、ぜひ参加させていただきたいと思いましたし、勉強して帰れたらいいなと思いました」と答えた。

また、集中ケア認定看護師の紹介VTRを振り返り、「普段、ICU(集中治療室)で働かれている看護師さんの姿を見る機会はなかなかないので、自分が想像していた以上にチェック項目など、仕事が多いことに驚きました。私がドラマなどでそういった役を演じさせていただいたときには大変な状況のシーンが多いのですが、VTRを拝見して、穏やかな時間もありながら、穏やかななかでも、常に気を張っていなければいけないので心が休まらず、精神的にも大変なお仕事なのかな、と感じました」と感想を語った。

看護学生から集中ケア認定看護師の方への質問コーナーで「認定看護師になったきっかけ」などの質問が出た後に、女優になろうと思ったきっかけについて聞かれた志田は、「私は6歳のころにこのお仕事を始めたんですけど、最初は女優さんになりたいなど大きな夢はなくて、母がすすめてくれたのがきっかけで始めました。やはり、続けていくうちにこのお仕事の魅力に気付きました。楽しいことだけじゃなくて、大変なこともあるんですけど、達成感を感じられるようになって、小学校、中学校、高校と重ねるうちに、ちゃんと女優になりたい!と思うようになりました」と話した。

看護学生からの質問で「これまでにもさまざまな役をやってきたと思うんですけど、医療系ドラマや看護師役で出演された際に、大変だったり、心がけたことについて教えてください」という問いには、「大変なことは、専門用語がめちゃくちゃ難しくて…。慣れているように話さなくてはいけないのがすごく大変でしたね。日常会話だとすんなり覚えられるんですが、専門用語は、本番でポンと忘れてしまうんですよね…」「心がけていることは、患者さんとの話し方と、看護師仲間との話し方は意識して変えるようにしていました」と答えた。

続けての看護学生からの質問は「自分たちもプロフェッショナルを目指しているんですけど、プロフェッショナルとしての心構えって何ですか?」というもの。

これに対しては「初心を忘れないということは、ずっと大切にしています。また、役をいただいたからには、自分が思っている以上の力で、また別の現場にも呼んでもらえるようにがんばるというのは意識しています。新しい役をいただくのもうれしいのですが、今までご一緒したスタッフさんに、もう1回お仕事をしたいと声をかけてもらえるとすごくうれしいので、そう言っていただけるようにがんばっています」と答えた。



集中ケア認定看護師の方のお話しに対する感想では「最初におっしゃっていた、〈そのときの病状は診るんだけれども、患者さんのこれまでの人生も考える〉という言葉が、すごく胸に響きました。やはり、看護師というお仕事は、人と人をつなぐ、本当に素敵なお仕事なんだなというのを今回お話を聞かせていただいて感じました」と語った。

続いて流された感染管理認定看護師を紹介するVTRに関しては「看護師さんはみんな同じ場所に配属されるものなのかなと、勝手に思っていたので、今回このVTRを拝見して、感染管理認定看護師という仕事があることを知ることができました。このような方がいらっしゃるので、病院は安全であり安心できる場所なのかなと思いました」とコメント。

また、「本当に、医療従事者の方や、そのご家族の方ががんばってくださっているからこそ今の私たちの生活が保たれているんだな、ということをすごく実感しました。私たちにできることは、感染症を持ち込まないことだと思うのでこれからも引き続き、自分にできる対策をしっかりしていきたいと思いました」と感謝と意気込みを伝えた。

最後に志田は「今回、このトークに参加させていただいて私が思っていた以上に、看護師のお仕事は大変で、そしてプロフェッショナルな現場なんだな、ということを実感しました。私たちが看護師のみなさんとお会いするときには、肉体的にも精神的にも弱っているときなのでそのときに看護師さんがかけてくれる言葉や笑顔にいつも救われています。看護師さんの存在自体が安心感につながりますし、希望です。どの職業もそうだと思いますが、看護師になる道のりも、楽しいことばかりではないと思いますがたくさんの仲間と出会って、たくさんの経験をして、そして、自分の理想とする看護師さんに向かってがんばってください。今日はありがとうございました」とメッセージを送った。