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山口智子 映画『春に散る』完成披露試写会



2023年7月19日(水)に行われた、映画『春に散る』完成披露試写会に山口智子が出席した。

ノンフィクションの傑作『深夜特急』三部作をはじめ、数々のベストセラーを世に放ってきた沢木耕太郎が、半生をかけて追い続けてきたテーマは、ボクシングを通じて〈生きる〉を問うこと。その集大成ともいえる最高傑作『春に散る』(朝日新聞出版)を映画化、8月25日(金)に公開する。本作の主人公は、不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一と、偶然飲み屋で出会い同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願。やがて二人は世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。

真田令子役の山口は「恥ずかしながら、私はボクシングジムの会長の役でありながら、何一つボクシングが分からない0以下のところから始まりました。でもボクシングの世界が(生きるという)命あるもの全部に繋がっていることを、演技をさせていただきながら感じ、もの凄い発見がありました。皆さんもきっともの凄い発見があると思います。ぜひゆっくりご覧になってください。ありがとうございます」と挨拶。

27年振りの映画出演となった山口は出演の理由を「(佐藤)浩市さんラブですから」と笑顔を見せ「本当に俳優さんとしてすごく尊敬して大好きなんです。ご一緒できて幸せでした」と語った。

また若手のキャストの方々との共演について「力をいただきました。若い世代の方に沢山教わることがあって。今回も一緒に時を過ごすと、演技ではあるのですが、一種のドキュメンタリー番組を見ているかのような、リアルな皆さんの成長と本気度を間近で見て、本物の輝きを近くで感じさせていただき、ちょっと役得というか感動でした」と振り返った。