山崎育三郎『世界を舞台に!留学全力応援イベント』
2024年11月18日(月)に行われた、『世界を舞台に!留学全力応援イベント』に山崎育三郎が出席した。
文部科学省は、今年度スタートした「Global×Innovation人材育成フォーラム」における中間まとめの公表を踏まえ『世界を舞台に!留学全力応援イベント』を開催。
高校時代、アメリカ合衆国ミズーリ州のノースカントリー・ハイスクールに1年間留学経験がある山崎は、一日留学応援団長としてイベントに登壇し「山崎育三郎と申します。今日は一日留学応援団長としてやってまいりました。留学っていいなと皆さんに思っていただけるようなお話ができればと思いますので、今日はぜひ楽しんでください。どうぞよろしくお願い致します」と挨拶。
留学のきっかけについて「12歳の時にミュージカルでデビューをして、ミュージカル活動をしていくのですが、15歳の時に変声期を迎えて歌が歌えなくなって、何を受けても受からないっていう状況になってしまって。すごく落ち込んで、自分の将来を考えた時に、1回この活動を全てやめて、ちゃんと勉強する時間を作りたいと思い、留学経験のある兄のアドバイスもあり留学を決意しました」と話し、留学当初は悩みもあったそうで「3ヶ月友達ができなくて、ずっと1人でいたんです。自分が変わらないと、この環境は変わらないなと思っていて、ダンスパーティーが学校で行われるというポスターを見つけて1人で参加しました。端で見ていたのですが、ずっと見ていると500人の中でダンスが得意な子や、クラスの人気者が真ん中でダンスを踊るんですね。12歳からミュージカルをやっていて、ジャズダンスも踊れるので、あそこで踊ったら何か変わるんじゃないかなと思って。行かないとこの留学生活が終わってしまうなと思って、決意をして500人の真ん中で1人で踊ったんです。この3ヶ月の悔しい思いを全部出そうと思ってダンスを踊ったら静まり返ったんですよ。でも1曲まるまる踊り切ったら、1人の女の子が『IKU!』って。500人みんなが、わーって集まってハグをしてくれました。そこからみんなが話しかけてくれて、自分の留学生活が変わった瞬間でした。今、仕事をしていてもその経験がベースにあるんです。怖いな、苦しいなと思っても、それを超えた時に見える景色があるということを経験できたので、今でも怖いと思うことを探すことが癖になりました」とコメント。
その経験が現在の仕事にも繋がっているそうで「12歳からミュージカルにしか興味がなくて、日本の色々なエンタメの中で、ミュージカルしかやらないって決めていましたが、自分がずっとやりたかったミュージカル作品が4つあり、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『モーツァルト!』『エリザベート』を帝国劇場でやる夢が29歳で叶った時に、日本のミュージカル界をもっと盛り上げて、日本全国の人を巻き込んでいきたいっていう思いで、29歳からメディアの世界に飛び込みました。それまで僕はテレビに出ていなかったので、色々な声もあったし、正直反対の意見もある中で、自分がどうなるか分からない場所に足を踏み込むということをやらせてもらったんです。でも、その1歩があったからこそ、歌番組の中でミュージカルコーナーというミュージカルを歌わせてもらえたり、僕自身も朝ドラや大河ドラマに出させてもらったり、本当に色々な経験をさせてもらって。その中で出会った方達がミュージカルに足を運んでいただいているという大きな流れが1つできたりとか。留学経験での『行け!』という1人の自分がいつもいて、あの経験があったから今自分がいることをすごく感じているんです」と語り、最後は「お話させていただいて、留学したいという皆様からの思いが伝わって本当に嬉しいです。留学したことで僕自身は変わることができたので、怖いと思ったら一歩踏み出していただきたいと思います。悪い意味じゃなくて空気を読まないでください。人がどうこうではなくて自分がどうしたいかだけを考えて突き進んでいってほしいな思います」とエールを送った。