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杉咲花 映画『片思い世界』公開記念舞台挨拶



2025年4月5日(土)に行われた、映画『片思い世界』公開記念舞台挨拶に杉咲花が出席した。

『花束みたいな恋をした』以降、ドラマだけでなく『怪物』(第76回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞)、『クレイジークルーズ』(Netflix)、最新作『ファーストキス 1ST KISS』など映画でも精力的に活動する脚本家・坂元裕二氏が新たに書き下ろした『片思い世界』が4月4日(金)より公開した。



トリプル主演の片石優花役を演じる杉咲は「優花を演じました杉咲花です。今日は劇場まで足を運んでくださってありがとうございます。よろしくお願いします」と挨拶。

公開を迎え、周りの反響について聞かれると「知り合いの人が昨日観に行ってくれて『こんな世界があったらいいなと思いました』っていう感想をくれて、すごく分かるなと思って。そんな声が、自分はレビューとかも読むんですけど、多くあって嬉しいです」と話し、注目してほしいポイントについて「3人でバスケットボールをするシーンは印象に残っていますね。クランクインする前に3人でバスケをする練習(時間)をとってくださって。(相楽美咲役の)すずちゃんは経験者なので本当に引っ張ってくれて。そして(阿澄さくら役の)果耶ちゃんが血眼になりながら練習に励んでいる姿に感化されて。小学生か中学生の時に体育の授業でバスケをしていたんですけれど、飛んできたものを振り払った時に突き指するっていう暗い過去を持っていて。すごいトラウマがあったんですよね。だからドキドキしていました」と明かした。



舞台挨拶の終盤にはサプライズでキャスト3名の幼少期を演じた太田結乃さん、吉田帆乃華さん、石塚七菜子さんが花束を持って登場。杉咲は「3人の撮影をちょっと見学させてもらったんですけれど、撮影の合間もずっと3人で一緒にいて。とても楽しそうにしているんですけれど、本番が始まるとスイッチが入って、真剣な眼差しで芝居されている姿にグッときちゃって。こんなふうに3人が過ごしてきたんだなっていうイメージが広がりました」と笑顔を見せ、最後に「これから初めて本編を観る方々にとっては、この3人が少し違ったイメージで見えるかもしれません。2時間暗闇の中で他者を眼差し続けるってすごいことだなって思うんですけれど、2時間かかるから初めて見えてくる人の顔があると思っていて。それは実生活にも言えることなんじゃないかなと思ったりもします。この映画を観終わって、少し人のことについてイメージするような、そんな機会があったら嬉しいです。そんなふうに心を寄せることも片思いの1つなのだとしたら、この映画のタイトルが少し自分達の近くに感じられるかもしれません。今日はわざわざ来てくださって、本当にありがとうございました」とメッセージを送った。