明日海りお『第五十回 菊田一夫演劇賞』授賞式
2025年5月21日(水)に行われた、『第五十回 菊田一夫演劇賞』授賞式に明日海りおが出席した。
演劇界に偉大なる足跡を残された菊田一夫氏の業績を永く伝えるとともに、菊田氏の念願であった演劇の発展の一助として、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家を表彰する『菊田一夫演劇賞』。
『王様と私』のアンナ役、『昭和元禄落語心中』のみよ吉役の演技を評価され、演劇賞を受賞した明日海は「皆様、本日はお集まりいただきありがとうございます。明日海りおと申します。この度は『菊田一夫演劇賞』という素晴らしい賞を第五十回というメモリアルイヤーに頂戴することができまして、本当に光栄に思っております。今回、評価をしていただきました『王様と私』のアンナ役と『昭和元禄落語心中』のみよ吉役は、私にとりましても、人生でこのタイミングで出会えてよかったなと思う役でした。その役として舞台に立っていた時の思いや光景はもちろんですが、その役を作り上げる時に色々な方々と悩んだり、意見を交換したりし合いながら作った時間みたいなもの全てを愛おしく思って、心の宝箱にしまっていたところでした。今日こうしてまた宝箱をパカっと堂々と開けるタイミングをいただけて、本当に嬉しく思っております。昨年は、その2役の他にも上田一豪さんと一緒に『9 to 5』という作品も上演致しました。私は本当に舞台が大好きで、そして人と関わり合って作っていくことが生きがいで、何よりも愛しているので、1年の間に沢山の舞台に関われたということが、何よりも幸せでございます。これからも大好きな仕事をずっとずっと続けていけますよう、いつも支えてくださる周りの方に感謝を忘れず、そして劇場に足を運んでくださるお客様に感謝の気持ちを忘れず、私らしく精進を続けてまいりたいと思います。本日は本当にありがとうございました」と感謝を述べた。