唐沢寿明主演映画『杉原千畝 スギハラチウネ』製作報告会見
5月19日(火)、映画『杉原千畝 スギハラチウネ』の製作報告会見が行われ、主演の唐沢寿明が出席しました。
本作は、第2次世界大戦中、リトアニアで日本領事として日本政府に背いてユダヤ難民にビザを発給し続け、約6,000人の命を救ったといわれる外交官・杉原千畝の半生を映画化した作品。
唐沢演じる杉原千畝は、多くのユダヤ難民の命を救い「日本のシンドラー」とも呼ばれた人物です。劇中では、混乱の世界情勢下においてインテリジェンスオフィサー(諜報外交官)として危険な諜報(ちょうほう)戦に身を投じ、日本へ情報を発信し続けた彼の信念が描かれます。
会見では、
「この役を通して、杉原千畝さんの名前や功績をより多くの方々に知っていただきたいと思い、2ヶ月間ポーランドで撮影しました。完成を楽しみにしていただきたいと思います」とコメント。
また、杉原千畝さんという実在の人物を演じるにあたって、
「あの時代に杉原さんが何を考えていたのか、なぜあのようなことができたのかは誰にも分からないと思うので、資料を読み、杉原さんの誠実さや寡黙な性格であったりという手がかりを頼りにイメージを膨らませて演じました」と語りました。
撮影中のエピソードについて聞かれると、
「英語、ポーランド語、日本語など異なる言語が飛び交うなかで、みんなが同じ方向に向かって撮影している現場がとても印象的でした。セリフも英語が多く、撮影の仕方も日本とは違っていて、いろいろな経験ができてよかったです」と振り返りました。
映画『杉原千畝 スギハラチウネ』は12月5日(土)公開です。