杉咲花 映画『愛を積むひと』6月20日(土)公開
杉咲花が出演する映画『愛を積むひと』が6月20日(土)に公開されます。
本作は、“日本で最も美しい村”北海道・美瑛を舞台に、第二の人生を歩む夫婦の愛の物語。
「愛する者同士の深い想い、そして日常に何気なく触れあっている身近にいる人達との間に流れる愛を、優しく叙情豊かに描いた作品である」と評価され、第18回上海国際映画祭パノラマ部門に正式出品されました。
東京下町の工場をたたみ、北海道に移り住むことにした夫婦・小林篤史と良子を佐藤浩市さん、樋口可南子さんが演じ、そのかけがえのない一人娘・聡子を北川景子さんが演じます。
杉咲は、がんこ一徹な上田熊二(柄本明さん)とその妻・美智子(吉田羊さん)の娘・紗英役で出演します。篤史の石塀作りを手伝う杉本徹(野村周平さん)の中学時代の同級生であり、恋人でもあります。
以前外国人が住んでいたという瀟洒な家を手にいれ、野菜やガーデン作り、家の内装のアレンジなどささやかながらも豊かな生活を満喫していた良子。
一方篤史は、仕事人間から仕事がなくなった途端、毎日手持ち無沙汰で暇を持て余していました。見かねた良子は、長年の憧れでもあった家の周りの石塀作りを篤史に頼みます。
そんなある日、突然訪れた良子の死。
悲しみにくれる篤史のもとに、ある日良子から手紙が届きます。自分の死期を悟った良子が篤史の今後を案じ、たくさんの手紙を二人の家に隠していたのでした。手紙に書かれた良子の想いに触れ、閉ざされていた心が溶けて周りの人々の人生に関わっていく篤史。
大切な人を失った時に、人はどのように立ち直り、一歩前に進んでいくのか。清々しい余韻とあたたかな涙を届ける感動作です。