杉咲花 第59回ブルーリボン賞授賞式
2月8日(水)に行われた、第59回ブルーリボン賞授賞式に杉咲花が出席しました。
ブルーリボン賞は、スポーツ新聞7紙の映画担当記者で構成された東京映画記者会が主催で、毎年1月1日から12月31日までに首都圏で封切られた全作品を対象に選考が行われ、記者会員全員による投票で選ばれたノミネートの中から、選考会で合議ののち投票で過半数を得た作品・人に贈られる賞です。
映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で助演女優賞を受賞した杉咲は、授賞式の冒頭に、「初めまして、杉咲花です。素敵な賞をありがとうございます。私は、『湯を沸かすほどの熱い愛』という作品を心から愛していて、この素敵な映画をたくさんの人に観ていただきたいなという気持ちがあり、公開初日に私たちの元から映画が巣立っていくような感覚がありました。それがまさかこんな形でまた映画と一緒にこのような場所に立たせていただけるとは思ってもいなかったので驚きましたし、本当に幸せです。これは観てくださったお客さんのお陰だと思います。また、中野量太監督をはじめ、映画に関わられたすべての皆様と、ずっと近くで支えてくれた家族や事務所の方々に感謝しかありません。私は、この完成した映画を観て自分の力が不足しているなと感じ、反省する部分もたくさんありましたが、この映画は自分にとってずっと忘れられない映画になったと思っています。これからそのすべての経験を次に繋げていけるように頑張ります。本当にありがとうございました」と挨拶。
その後、司会の大泉洋さんから、“胸が苦しくなるようなシーンの連続でしたが、どのように撮られていたんですか?”と訊かれ、「自分の中で印象的だったのは、クランクインする前に宮沢りえさんと家族になってほしいと監督がおっしゃり、毎日必ずメールをして、写真を一日一回送り合って、敬語を止めて話して、“お母ちゃん”と呼ぶというルールがあったので、それを積み重ねて、不安要素も全くなく現場にインできたのですごく良かったなと思っています」と回答。
次に、“監督は細かく演出なさるんですか?”という問いには、「あまり細かくはなかったです、標準的でした」とコメントしました。
さらに、“映画の中で、一番気持ちが入った印象的なシーンはどこですか?”と問われ、「港でお母ちゃんから告白を聞くシーンです。このシーンの撮影が終わってから、お母ちゃんと抱き合ってハグをしました」と秘話を明かしました。