杉咲花 吉川愛 映画『十二人の死にたい子どもたち』公開記念舞台挨拶
1月26日(土)に行われた、映画『十二人の死にたい子どもたち』の公開記念舞台挨拶に杉咲花と吉川愛が出席した。
本作は安楽死を求め、廃病院の密室に集まった12人の未成年たちがそこにいるはずのない13人目の死体に遭遇したことから始まる死体の謎と犯人をめぐって、ウソとダマしあいが交錯する密室サスペンスストーリーでアンリ役の杉咲は「沢山の作品がある中で、この映画に足を運んで頂きありがとうございます。ようやく公開となり、皆さんにこの映画を届けることができて嬉しいです」と話し、ギャルのマイ役を演じる吉川は「今日はお越しくださりありがとうございます。楽しんで頂けると嬉しいです」と挨拶。
撮影を通じて自身が成長した点について杉咲は「少し忍耐力がついたと思います。40分という長回しの撮影はこれまで経験したことがなく堤監督の撮影でないと経験できない貴重な時間でした。緊張感が続く中、カットがかかった瞬間は脱力感がありましたがすごいシーンになっているのではと感じ、きっと一緒に撮影をしたキャストの皆さんも同じ気持ちだったと思います」と語った。
また、映画のタイトルにちなみ“十二人の○○したい子どもたち”を大喜利形式で発表するコーナーで杉咲は“十二人のもぐもぐしたい子どもたち”と答え、「(シンジロウ役の)新田真剣佑さんが沢山ピザを差し入れしてくださった時、ちょうど重いシーンの撮影中だったので、みんなで和気藹々というよりは個々で美味しく頂きました。またみんなで楽しく食べる機会があればいいなという理由をこめました」とコメント。吉川は “十二人のゲーマーしたい子どもたち”とし「ゲーム実況動画をよく観ています」とゲーム好きを告白した。
舞台挨拶の最後にはキャストを代表して杉咲より「この映画は12人がそれぞれ死にたいという思いのもと集まるのですが、みんなとの出会いによって怒りや悲しみ、苦しみがそれぞれ役柄の中で溢れ出てきます。この役を演じている時に自分自身が生きているなと感じ、その生きるパワーを皆さんにも感じて頂けたら嬉しいです。撮影は大変だったのですが、キャストの皆さんとひとつひとつ乗り越えて、日々刺激を受けながら過ごすことができ、一緒に撮影できたことが幸せでした。この作品を気に入ってくださったらぜひ周りの方々にも教えて頂けたら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました」とメッセージを送り、会場は温かい拍手に包まれた。