榮倉奈々 TBS系日曜劇場『テセウスの船』制作発表会見
1月14日(火)に行われた、TBS系日曜劇場『テセウスの船』の制作発表会見に榮倉奈々が出席した。
本作の原作は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載されていた東元俊哉による同名漫画で、平成元年に警察官の父親が起こした殺人事件により世間からずっと後ろ指をさされ身を隠すように生きてきた主人公が、あるきっかけでその事件当時にタイムスリップ。31年間謎に包まれてきた事件を追い、二転三転し謎が謎を呼ぶ緻密なストーリーと共に、家族の絆と愛が描かれる“泣ける本格ミステリー”となっている。
竹内涼真さん演じる主人公の田村心の母親・佐野和子役を演じる榮倉は、平成元年の34歳と現代の65歳の和子を1人で演じ、「まさか自分が30代で、20代の息子を持つ役を頂けると思っていなかったのですが、撮影を重ねるごとに竹内さんを息子のように感じ、頑張れと思えてくることが不思議です。きっと竹内さんの真摯な姿勢が現場にも影響をもたらし、私もその思いを受け取っているからなのではと思っています。現場はとても一体感があり、ミステリーなので闇の部分と明るい部分があるのですが楽しく撮影をしています」とコメント。
異なる時代で同一人物を演じることについて「同じ人間でも生きてきた環境で、(風貌や性格が)変わってしまうこともあると思うのですが、頭の中でも一致しないほど違うドラマを撮っている気分です。2つの時代の根底には家族愛があってほしいという希望を持ちながら頑張っています」と語り、視聴者に向けて「このドラマは難解なミステリーと家族愛が融合した想像がつかない壮大なドラマになっていると思います。原作ファンの方々にも楽しんで頂けるようにこれからも撮影を頑張りますので、ぜひご覧ください」と思いを述べた。
TBS系日曜劇場『テセウスの船』は1月19日(日)21時よりスタート。(初回25分拡大SP)