加藤清史郎『BE MORE CHILL』プレスコール・取材会
2022年7月25日(月)に行われた、『BE MORE CHILL』プレスコール・取材会に加藤清史郎が出席した。
2004 年に出版されたアメリカ人作家ネッド・ヴィジーニによる同名小説をもとに、脚本のジョー・トラックス、音楽/歌詞のジョー・アイコニスによってミュージカル化され、2015 年にニュージャージー州で誕生した『BE MORE CHILL』。一ヶ月弱という短い公演期間だったにも関わらず、 YouTube で公開された楽曲が注目を集め、2015 年にリリースしたキャストアルバムが、アメリカ国内のみならず世界各国のオンライン上で若者を中心にジワジワと話題を呼び、97週経ったところで突如 Billboardキャストアルバムチャート TOP10 に浮上するという異例の大ヒットとなった。
さらに、前代未聞の絶大な支持を受け、オフ・ブロードウェイ公演が 2018 年 8 月に開幕すると、チケットは完売、公演は延長、上演を心待ちにしていたアメリカ国内 50 州、世界 18 カ国から観客が集まり、2019 年 2 月よりオン・ブロードウェイで、同年のトニー賞オリジナル楽曲賞ほか、数多くの賞にノミネートされるなど高い評価を得た。2020 年 2 月にはロンドンで上演が開始するも、新型コロナウイルス感染症の影響により短期間で公演が中断。
しかし 2021 年 5 月にはウエストエンドで公演が再開され、再度熱狂的な反響を呼んだ。
今回アジア初、日本人キャストで上演する本作は、今年の第 75 回トニー賞授賞式にて演出を手掛けた『ア・ストレンジ・ループ』がミュージカル作品賞に輝いたスティーヴン・ブラケットが、受賞後初の演出を手掛ける。
Hey! Say! JUMP の薮宏太さんが演じるジェレミーの親友・マイケル役を務める加藤は、以前薮さんと共演をしているそうで「『任侠ヘルパー』という作品でご一緒させていただきました。昔も今も変わらず大好きなお兄ちゃんみたいな存在なのですが、今回は親友役なので稽古期間を通して心の距離をより縮めることができたと思っています。共通の趣味もあって毎日(ご一緒するのが)嬉しいです」とコメント。
本作はジェレミーがスーパーコンピューター入りの錠剤「スクイップ」を手に入れることで超クールな青年に生まれ変わり学校の人気者になるというストーリーにちなんで、「スクイップ」を飲みたいかという質問に「人気者になりたいからという理由ではないのですが、僕自身がすごく緊張するタイプなので、緊張を感じないような力を与えてくれたら(色々と)良い方向に向かいそうだなと思いました」と答えた。