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杉咲花 WOWOW連続ドラマW-30『杉咲花の撮休』完成披露試写会



2023年2月9日(木)に行われた、WOWOW連続ドラマW-30『杉咲花の撮休』完成披露試写会に杉咲花が出席した。

本作はこれまでWOWOWが手がけてきた“撮休”シリーズ第4弾。撮影期間に突然訪れた休日、通称“撮休”をどのように過ごすのか、知られざるオフについて杉咲花が本人役として演じ、豪華な気鋭監督・脚本家たちが妄想を膨らまし、描き出した6つのパラレルストーリーを2月10日(金)午後11時30分より放送・配信スタートする。

杉咲は「今日は来てくださってありがとうございます。何度も思い出して、心の中で再生したいぐらい特別な記憶として残っているこの作品をようやく観ていただけてすごく嬉しいです。今日はよろしくお願い致します」と挨拶し、以前から“撮休”シリーズを観ていたという杉咲は出演した気持ちを「すごく嬉しかったです。楽しく拝見していた作品で、これだけ多くの製作陣の方々が携わっている作品はなかなかないと思うので、とても贅沢な時間でしたし幸せでした」と語った。



本作を演出した松居大悟監督、今泉力哉監督、三宅唱監督の印象について「今泉さんはすごく背が高いですが、現場では小さく丸まって現場の隅っこにいらっしゃって、本番が始まる掛け声の時もすごく穏やかに始まって、今泉さんの温もりのある空気感が現場に広がっていました。たまに伝えてくださるご指摘が穏やかな口調で淡々と冷静な意見をくださるので、そのバランスがすごく不思議で楽しかったです。三宅さんはすごく沢山会話をした記憶があって、カメラのセッティング中や、クランクイン前の打ち合わせの時も含めて作品に関する話から派生して色々なお話をさせていただきました。気づいたら三宅さんが近くにいて、気づいたらいなくなっていて気づいたら本番が始まっているという現実から本番に入っていく線引きがすごく透明というか。とても心地の良い撮影でした」と話し「松居さんは口数が少なくて声のボリュームが小さめで現場で誰よりも恥ずかしそうにされている印象があって。でもそんな松居さんの佇まいから、自分が緊張せずにいることができました。多くの言葉を交わさないけれど、たまに目が合う瞬間があったりして、その言葉のないやり取りから1話の特別なシーンの本番が始まった時に、この瞬間に全てを残したいとグッとくるような言葉にできない気持ちになった、佇まいが雄弁で情熱のある監督でした」と語った。

また共演者とのシーンで印象的なシーンを聞かれると「印象的なシーンが多すぎてどれを選ぼうかなと思うのですが、自分と共演するシーンがあってそこはすごく不思議な気持ちになりました」と振り返り、見どころについて「回ごとに全く違ったお話が放送されるので新鮮にどの回も楽しんでいただけるのではと思います。ここでこの人が出てくるんだ、この人がこのセリフを言うんだ、みたいな面白さも詰まっているのではと思っております」とコメント。

直近の休日は何をしていたかという質問に「今回、この作品の取材で休日何をしているのですかと質問をいただいた時に、ご飯を作るとかハンモックに座ったり、本当に毎日同じことしかしていないんだなと思って。日記を今年買ったんです。1年間日記を毎日つけていこうと思ったのですが、1週間書き忘れてしまってそれをまとめて書いていました(笑)」と答え、最後は「私生活で非日常的なことが起きた時にドラマみたいだなと思う瞬間があると思います。この作品の中ではそういうミラクルもたまに起こったりするのですが、例えば洗濯機が壊れたり、行きつけのお店の名前を初めて知ったり内見に行ったら画びょうの跡を見つけたりという、普遍的すぎて日常生活で見落としてしまいそうな
些細なことが沢山描かれています。作品を拝見した時にそういう小さな1つ1つの出来事が積み重なってその人の人生になって、その全ての時間がその人の物語なんだなと改めて思ったりもしました。今日はまさに一人一人、自分の物語を紡いでいる皆さんとこのような時間を過ごすことができて楽しかったです。ドラマを楽しんでいただけると嬉しいです。今日はありがとうございました」と笑顔でメッセージを送った。