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古川雄大 ミュージカル・ピカレスク『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』囲み取材



ミュージカル・ピカレスク『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』囲み取材に古川雄大が出席した。



日本ミュージカル界を代表する演出家の小池修一郎と、フランスの人気作曲家ドーヴ・アチアがタッグを組んだオリジナル新作ミュージカルがいよいよ開幕。上演発表当初から大きな注目を集め、チケットは即日完売。今秋もっとも期待される本作は、モーリス・ルブランによる「怪盗ルパン」シリーズをベースとして、カリオストロ伯爵夫人、令嬢クラリス、シャーロック・ホームズをはじめ様々なキャラクター達が作品の枠を超えて入り乱れ、ダンスやアクションもふんだんに盛り込んだ心躍るミュージカルに仕上がっている。

主演のアルセーヌ・ルパン役を務める古川は初日を迎えて「いよいよ始まるなという感じです。とても緊張感に包まれていまして昨日もあまり眠れていないです。今までは不安で眠れないことが多かったのですが、今回は小学生の頃、遠足に行く前日のワクワクして高揚感で眠れないみたいな感覚を何十年ぶりに味わいました。1から作る作業はなかなか大変だったのですが、小池先生のご指導のもと素晴らしい共演者の皆様と共に作っていく過程がとても新鮮で、その過程を楽しみながら良い方向に進んできたかなと思っています。エンターテインメント性に優れたとても面白く、小さいお子様からおじいちゃんおばあちゃんまで楽しめる内容になっていると思います。ミュージカルの新しい風が吹く作品になるのではと思っています」と語った。



自身の役柄について「ルパンは淡々と完璧にこなしながら自由奔放に生きて、恋愛しながらお宝を盗んでいくという、ミスができないキャラクターだと思うので、マント捌きやダンス、殺陣など色々な部分が完璧でないといけない難しい役です」と話し、見どころを「小池修一郎先生のアイデアをふんだんに盛り込んだ作品で、見どころは1つと言えないぐらい盛り沢山です。『カリオストロ伯爵夫人の秘密』というサブタイトルがついていますが、まさかのシャーロック・ホームズや(加藤清史郎演じる)イジドールが出てきたりと、ここでしか見られないルパンになっていると思います。原作を知っている方はもちろん楽しめる内容になっているのですが、知らなくて初見の方は圧倒されるようなオールスター感がある作品なのかなと感じています」とコメント。



また、共演者の方々について「小池修一郎先生の現場には『久しぶり!』という方が多いんですけれど、今回はほとんど初めましてで。人見知りな僕がどう立ち回っていくのかっていうのを先生も気にされていました(笑)『大丈夫か?』って。僕も色々な現場をやらせていただく中で、座長としてのスタイルをちょっと意識することも増えてきまして、もちろんそれだけじゃなくて、共演者の方々が本当に優しく、作品に前のめりな素晴らしい方ばかりなので支えていただきました。今回ルパンがどう描かれるのかがこのお話のミソなので関わってくれる方が一流で、プロフェッショナルだからこそ、ルパンがしっかり立つので本当に感謝しながら、甘えるところは沢山甘えさせていただいています」と笑顔を見せ、帝国劇場での単独初主演となる古川は「歴代の方もそうそうたる方々なので、その中に自分が加わるというのは、すごく光栄なことだなと思っております。(エリザベートの)ルドルフ役で初めて立たせていただいて、11年経って単独主演ができるという、自分の歩んできた歴史を感じながら、1つ1つ噛みしめて立てたらなという思いですが、何よりこの作品が素晴らしくあることが今はベストなので、それに尽くしたいと思います」と意気込みを述べた。

今回、長野で千秋楽を迎えるにあたって「大千秋楽を地元の長野で迎えるというありがたい機会を作ってくださったので本当に感謝しています。長野で沢山お世話になった方がいるので、その方々に恩返しという意味でも、立派な姿でステージに立ちたいなと思います」と語り、最後は「今回、小池先生が帝国劇場で初めて書き下ろすという先生の挑戦のタイミングで、僕自身も挑戦しながら、2人でタッグを組めるというのはとても幸せなことだなと思っております。皆さんがどんな反応をしてくれるかとても楽しみです。僕達は一生懸命稽古して頑張って作ってきたので、沢山の方に観ていただきたいと思っておりますので、気になっている方はぜひ劇場に足を運んでほしいですし、一度観た方は是非友達に宣伝していただいてルパンを盛り上げて応援していただけたらなと思っております。よろしくお願い致します」とメッセージを送った。