加藤清史郎 舞台『未来少年コナン』ゲネプロ
2024年5月27日(月)に行われた、舞台『未来少年コナン』ゲネプロに加藤清史郎が出席した。
宮崎駿さんが初めて監督し、1978年にNHKで放送された名作アニメの舞台化。西暦20☓☓年。超磁力兵器の使用で全ての大陸が海に沈み、文明が滅び去った地球。孤島に残された人々から生まれたコナン。島の大人も死に絶え‟おじい“と二人で暮らしながら、超人的な身体能力を持ち、素直で正義感の強い少年に成長したコナンの前に、少女ラナが流れ着き…おじい以外の人との初めての出会いと交流。ところが、工業国家インダストリアの当局が突然現れ、ラナを誘拐。コナンはラナを救い出すため冒険の旅に出るというストーリーが2024年5月28日(火) 〜6月16日(日)・東京芸術劇場プレイハウス、6月28日(金) 〜30日(日) ・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演する。
主人公・コナン役を務める加藤は、明日からの上演を迎えるにあたって「稽古場でクリエイティブチームみんなで集まって、顔合わせという日に『未来少年コナン』を制作された日本アニメーションさんがいらしていて『私達の宝物なんだ』というお話を聞いて。その宝物を演出のインバル・ピントさん、ダビット・マンブッフさんをはじめとする僕達に託していただいたというのを胸に、じゃあ舞台化するならばどうしていくのか、どうしていくことが面白いのか、何が美しいのかっていうものを追い求めながら今日に至りました。メンバー、キャスト、スタッフみんな、この作品に向き合って、向き合って、向き合い続けて今日まできました。その気持ちを胸に、明日から走っていきたいなと思っています。コナンという少年を本当に僕は大好きなんですけれど、大好きというよりも、最近はものすごく尊敬の気持ちが勝ってしまっていて。コナンだからこそ言える言葉だなっていうのがものすごく多いなと、自分の体を通して発した時に思うことがあります。今回一番大事にしたいことは、本編中ずっとコナンとして舞台上を駆け回ることが大切なのかなと思っていますので、コナンであり続けることを志して演じていきたいと思います。よろしくお願い致します」とコメント。
見どころについて「一言でというのはすごく難しいなと思うんですけれども、そう思うくらい、色々な思いが僕個人としては詰まった作品になっています。インバル・ピントさんという方は、劇場という場所に、その作品の空間を作り上げることが本当にお上手で、素敵な空間が劇場のドアを開けた瞬間に広がっていると思います。そんな空間を皆さんに体感していただいて、同じ空間の中で共存していただいて『未来少年コナン』という世界の中で生きていただいて、終演後、その日じゃなくても、いつかどこかでコナンがこんなこと言っていたなとか、『未来少年コナン』でこんなことあったなというのが皆様の中のどこかで息をし続けていただけたら嬉しいなと思っております。そのために僕は全公演、裸足で駆け回りたいと思っていますので、ぜひよろしくお願い致します」と語った。