古川雄大 NHK特集ドラマ『コトコト~おいしい心と出会う旅~』富山編・新潟編 完成会見
NHK特集ドラマ『コトコト~おいしい心と出会う旅~』富山編・新潟編 完成会見に古川雄大が出席した。
百貨店のバイヤーの主人公・結稀宏人(ゆうきひろと)が、日本全国の魅力的な食材を探して全国各地を旅する特集ドラマ「コトコト~おいしい心と出会う旅~」の富山編と新潟編が完成し、12月に放送が決定した。
結稀宏人役を務める古川は「結稀宏人役をやらせていただきました古川雄大です。本日は沢山お集まりいただいて、とても感謝しております。完成した作品を観させていただきまして、ゆったりとした空気が流れたドラマだなっていうのをすごく感じました。主人公の宏人の性格、マイペースさと新潟、富山に訪れて、現地で撮影したからこそ撮れた絵の力もありますし、作品のテンポ感も含め、全てが相まって心に染み渡って自然にすっと入ってくるドラマだと思いました。気づいたら最後に心が温まっているような、コトコトと煮込んだスープを飲んでいるような感覚になるドラマに仕上がっているなというのを感じました。作品のテーマはすごく強いものがあって、ぜひ沢山の方に届けたいなと思っているので、ご視聴いただいてご自身で感じとっていただけたらと強く思っております。本日はよろしくお願い致します」と挨拶。
早速、泉優華役を演じた新潟県出身の小林幸子さんと、三盃和代役を演じた富山県出身の柴田理恵さんが各県の良い所をプレゼンし、より魅力的に思う県を決めることになった古川は、食について「富山ではお寿司とか魚介を沢山いただきました。どこで食べても美味しかった印象があります。新潟ではお寿司も食べて、お米の美味しさにとてもびっくりしました。煮菜という野沢菜を煮た料理が本編でも出てくるのですが、とてつもなく美味しくて食に関して言うとドローですね」と話し、自然については「富山で柴田さんと立山連峰をバックにしたシーンを撮影させていただき、絵力もあり、すごく開放的な気持ちになりました。撮影もゆったりした空気感で進んで、良い意味でちょっとトラブルやピリッとしたことがあっても、笑って進んでいくような感じでした。新潟は十日町で撮影をさせていただいたのですが、とても美しいところなんです。雪がすごく降った日があったのですが、その雪が美しくて、ただの道がすごく名所になるぐらいでした」と振り返った。
ジャッジを迫られた古川は「ご覧の通り決められません(笑) 僕も行かせていただいて良さを知りましたし、2人のお話を聞いて、さらに知りたくなったところもあります。このドラマは本当にそれぞれの県の特色がふんだんに盛り込まれているドラマになっているんです。そこで巻き起こる人間ドラマも、その県の特色が反映されているので、ぜひ皆さんにご視聴いただいて、どっちがいいか決めていただけたらと思います。判断を皆さんに委ねます」と答え、演じる上で心がけたことを聞かれると「宏人は百貨店のバイヤーとして全国を歩き回っている人物なのですが、ちょっと風変わりというか、バイヤーとしてはあるまじき性格なんじゃないかなと。マイペースで我が道を進んでいく人で、ちょっと理性的で、割と淡々と人に言ってしまうみたいな。でも心の底には優しさもあり、愛情もあるので演じる上で、本当はもっと近づきたいのに、どこかで歯止めがかかってしまう人との距離感みたいなものを意識しました。割と人間っぽくない人なので、どこまで人間っぽさを出していくかみたいなのも自分の中での課題ではあって。それを監督の木村さんや(制作統括の)堀内さんと相談しながらやらせていただきました」とコメント。
今後どの地域に行ってみたいかという質問に「それこそ47都道府県全部行きたいです。それを目標にスタートしましたし、最終的には分からないですが、自分の地元にはちょっと帰りたいなという思いと今回、富山と新潟の知らないところを知れたので、栄えている場所よりは、知らないことを知っていきたいなという感覚になっています。ここというチョイスはできないですけれども、新しい土地に足を踏み入れて気づいたら47都道府県に行って65歳ぐらいになっていたらいいかなと」と願望を述べた。