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Message 2012

イベントレポート02

【第1部】
まず、第一部では「これから私たちができる事、すべき事」と題して、東日本大震災の復興に対して、今私たちに何ができるのか?を題材に、特別講師の橋本五郎さんをお招きした特別授業が行われました。

橋本さんは読売新聞特別編集員であり、東日本大震災復興構想会議委員を務められていて、コメンテーターとしても活躍されています。

橋本さんに解説して頂きながら、現状の問題点を知ることから始まりました。
そして、それらを踏まえて、震災復興に対しての疑問や質問を元にディスカッションが行われました。

震災時、イギリスにいたという高田さん
「(震災当時)イギリスでもすぐに日本のためにと援助をしてくれました。
今後も風化させないように、これからも援助してもらえるように、世界に言い続けたいです。」
と話しました。

質問コーナーでは、出演者が挙手で、それぞれが疑問に思うことを投げかけました。

江角さん(以下、江)「今後10年、20年どういう形での支援がありますか?」

橋本さん(以下、橋)「復興には大変なお金がかかります。私たちの子どもや孫にはなるべく負担させないよう、出来るだけ私たちの代で努力していくことが必要だと思います。」

「まだ政策が決まっていないことも多いけど、国民みんなで負担することが大切だと思います。また、原発に関する情報が開示されなかったために、不信感が募ったと思うのですが、その辺は改善されているのでしょうか?」

橋「想定外のことを想定しなくてはならなかった。まだ改善までいっていないので、急がなくてはなりません。」

市川くん「今僕は学生なので、復興への取り組みが、資金的にも時間的にも微力だと思うのですが、学生だからこそ出来る取り組みはありますか?」

橋「そのように悩む学生には『毎日一生懸命勉強しろ!』と言っています。そして自分たちが災害に遭った時、どうしたらいいのかを皆で話すことが、この震災から汲み取る一番の教訓だと思います。」

菅野さん「震災直後はニュースでよく現状やデータを見ましたが、最近はそういった数字がなかなか報道されなくなっています。情報を知るにはどういうところを見たらよいですか?」

橋「ニュースで毎日開示はされています。データや数字を見ることで、まだ2900人もの人が行方不明になっているんだ、まだ区切りがついていない人がたくさんいるんだというのを知ることが大切です。」