KEN ON Message OFFICIAL MOBILE SITE

トピックス

杉咲花 第38回ヨコハマ映画祭表彰式 


2月5日(日)に行われた、第38回ヨコハマ映画祭表彰式に杉咲花が出席しました。

ヨコハマ映画祭は、前年に封切られた国内映画を中心に上映し、監督賞、男優賞、女優賞、新人賞、脚本賞などを選出している映画祭で、昨年の『トイレのピエタ』で最優秀新人賞を受賞したのに続き、今年は、『湯を沸かすほどの熱い愛』で、助演女優賞を受賞しました。

表彰式の冒頭に受賞のスピーチを求められた杉咲は、「こんにちは、杉咲花です。まず、映画を観て下さった皆さん、本当にありがとうございます。去年のヨコハマ映画祭で新人賞をいただきまして、賞をいただくこと自体初めての経験で、今でも強く印象に残っています。それから新しい作品に入っていく中で、すごく励みになっていました。まさか今年もこの場所に立てるとは思っていなかったので本当に驚きましたし、嬉しく思っています。普段、作品に携わらせていただく時は、撮影が終わってしまうと自分がその作品の為にできることがほとんどなくなってしまうので、寂しく思うことが多いのですが、こうやって無事に公開されてからこんな形でまた映画や監督に恩返しすることができて、心から幸せに思います。そして、それほど素晴らしい作品に携われたことを誇りに思っています。これからも頑張ります。本当にありがとうございました」と挨拶しました。

その後、司会の方から“『トイレのピエタ』に続き2年連続の受賞で、『湯を沸かすほどの熱い愛』も大事な人を亡くしてしまう役柄ですが、今回はどんな思いで演じられましたか?”と訊かれ、「現場に入る前からリハーサルを何回かしたので、必要以上に不安や緊張もなく現場に入ることができたので、それは本当に有り難く思っています」とコメント。

次に、“宮沢りえさんと毎日メールしていたというのは本当ですか?”という質問に、「監督から毎日メールをするよう提案され、敬語を止めてお母ちゃんと呼ぶルールがありました」と話すと、監督賞と脚本賞の2冠を獲得し同席されていた中野量太監督が、「クランクインした時に、俳優さんが1番やりやすい形を作りたくて、嫌な気遣い等を取っ払うのが監督の仕事だと思って事前にお願いしました」とその真意を語りました。

さらに、“学校でいじめられるシーンがありましたが、お母ちゃんの顔が浮かんだりしましたか?”とストーリーに話が及ぶと、「そうですね、友達に自分の絵の具の中身を全部出されてぐちゃぐちゃにされるシーンがありましたが、撮る直前に監督から“あれはお母ちゃんに買ってもらったんだよ”って言われたりしました」と撮影秘話を明かし、最後に、“これからどんな女優を目指していきますか?”と問われ、「今年20歳になるのは楽しみのひとつでもありますが、10代最後に、今はできるだけたくさん作品を残したいという思いがあります」と抱負を語りました。