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古川雄大 第44回『菊田一夫演劇賞』授賞式

4月26日(金)に行われた、第44回『菊田一夫演劇賞』授賞式に古川雄大が出席した。



44回目を迎えた『菊田一夫演劇賞』は演劇界に偉大なる足跡を残された菊田一夫氏の業績を永く伝えるとともに、菊田氏の念願であった演劇の発展のための一助として大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家に授与する賞で、今回『モーツァルト!』のヴォルフガング・モーツァルト、『マリー・アントワネット』のフェルセン伯爵、『ロミオ&ジュリエット』のロミオ役の演技が評価され、受賞となった古川は「2012年に初めてミュージカル『エリザベート』という作品でルドルフ役を演じさせて頂き、同じ作品のトート役に憧れを持つようになっていつかこのような役ができるようになりたいと思いミュージカルを頑張ろうと決意しました。僕自身、音楽というものを学んでこなかったので全く基礎がない状態だったのですが、この6年間はゆっくりでいいから前に進もうという気持ちを忘れずに頑張ってきました。そしてこれから始まるミュージカルにて念願のトートという役を頂きさらにこのような素晴らしい賞を頂けて本当に幸せな気持ちです。自分1人の力で成し遂げたのではなく沢山の方々に支えて頂き、ご指導頂き、チャンスをくださったおかげで今、この場所に立てていると強く思っております。これからも感謝の気持ちを忘れずに、前に進めるように精進していきます。僕は昭和62年生まれなのですが平成にミュージカルに出会い夢を見てきて平成最後のタイミングに素晴らしい賞を頂けて、まさかこんな素敵な形で時代を終えることができるとは思ってもいませんでした。令和に向けて良いスタートがきれるように現在稽古中のトート役に挑んでいきたいと思います。本日はありがとうございました」と笑顔で感謝の気持ちを述べた。

その後行われた囲み取材では、舞台で共演し、同じく『菊田一夫演劇賞』を受賞した生田絵梨花さんの「舞台の瞬間、瞬間を大切にされて毎公演、表現をコロコロと変えるので新鮮に感じる」というコメントを受け「ロングランの作品などは常に新鮮さを保つためその時に感じたことを表現したいと思っています。(毎公演)舞台は一回きりと思いながら100点を出せるように目指してやっているので何回でも足を運んで頂きたいです」と語った。