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志田未来・山口智子 ドラマ『監察医 朝顔』制作発表記者会見



2020年10月24日(土)に行われた、ドラマ『監察医 朝顔』制作発表記者会見に志田未来と山口智子が出席した。

上野樹里さんの主演で、法医学者と刑事という異色の父娘を描く本作は、月9ドラマ史上初の2クール連続放送となる。

法医学教室の主任教授・夏目茶子役を演じる山口は「この作品は演じさせていただく側としても、視聴者として見た時にも、何気ない毎日が奇跡のような、なんて愛おしい瞬間なんだろうということを思い出させてくれる作品なので、またそこに飛び込んで参加させていただけるのはとてもうれしかったです。今回、2クールということですが、その日、その日をいかに濃厚に、丁寧に誠意をこめて生きるかということが人生の何十年になっていくように、瞬間、瞬間を愛して、楽しんで集中すればいつの間にかすばらしい2クールどころか3クールをおくれるくらい怖いものなしという気がしています」と意気込みを語った。

さらに身に着けているイヤリングについて「今日はおにぎりのイヤリングをしているんですが、おにぎりはこのドラマの中で重要な役割をはたしています。ところどころにおにぎりが出てくるんです。おにぎりってちゃんと食べて、生きていくんだっていう覚悟というかそのシンボルでもあると思うので今日はおにぎりのイヤリングにしてみました」とコメントした。

注目してほしいシーンについて山口は「今シーズンは、それぞれの立場、人生においてある日、信じられない変化が起きたり、人生の中で変化をどう受け止め、どう進むかということが問われるシーズンでもあると思っています。私が演じる茶子も“うわっ、こう来たか!”という信じられない人生の大展開があるので、その時をどう生き抜くか、先に進むかを楽しみにしていただきたいですね」と答えた。さらに、「茶子は直球の言葉だけでなく、変化球をさまざま投げるのが役目だと思っています。距離を置いたり、少し離れることで見えることもあって、こうあらねばならない、という息苦しさにたいして変化球を投げて、密閉した世界に風穴を開けたいと思っています」とコメントした。

撮影の際、どのような思いで演じているか質問された山口は「このドラマは、ドラマでもあるんですが、ドキュメンタリーというか、それぞれの人生を同時に生きて、それを記録しているような感覚があるんですよね。月日の積み重ねだったり、結婚して子どもができてっていうような同じように時間が進行していきながら生きているっていうその姿をこめられる作品で、だからこそ自分自身が日々どう生きるかも問われる作品だと思っています。また、前シーズンに引き続きですが、死というものに対峙することによって輝くいのちというのがテーマだと思っています。ずっと続くと思っていた毎日が、ある日突然終わるかもしれない、だからこそ、この一瞬をどう生きるのか、というのがドラマとしても自分自身としても大きなテーマです」と語った。

今年、生活などでどのような変化があったかという質問に対して法医学者の安岡光子役を演じる志田は「とても小さなことですがテレビを買いました(笑)。それから、実家の近くで撮影することがあり、父が現場に来てくれました。撮影をしているところを家族に見てもらう機会はなかなかないと思いぜひと思い呼びました」と明かした。また、山口は「茶子と同じで隙あらば旅に出る人間だったんですけどコロナ禍で飛行機に思いきり乗れなくなってしまいました。でもオンラインがあるおかげで、毎日スペインと通じることができてすばらしいフラメンコの先生方がオンライン授業を開催してくださっているので毎日プチ留学している気持ちでつながれるのでこれはすばらしいテクノロジーの進化ですね。今までは、画面越しなんてと少し舐めていた部分があったのですが彼らのパッションや思いや愛がガンガン伝わってきてオンラインもテレビもそうですが、こういう電気的なものを通して伝わる真実があるなと世界が意外に近くなったという感動がありました」と答えた。