財前直見『連続ドラマW 黒鳥の湖』完成報告会
2021年7月15日(木)に行われた、WOWOW『連続ドラマW 黒鳥の湖』完成報告会に財前直見が出席した。
日本推理作家賞を受賞した人気急上昇中の作家、宇佐美まこと氏が人間の悪を描き切った驚愕のミステリーを映像化した本作で財前は、誰にも言えない秘密を抱える主人公の妻・由布⼦の良き相談相手である大黒役を演じた。
完成報告会に登壇した財前は、本作の主人公の名前が”財前”であることから「財前と呼ばれる度にどきどきしながら演じていました、大黒役の財前直見です」と挨拶し、会場に笑いを起こした。続けて「ブラックスワンを調べたら、実際にオーストラリアに黒い白鳥がいて、白鳥は白いものだと思い込んでいたことから、常識を覆すことが起きたときに、ブラックスワンという言葉を使うようになったそうなんです。今回のこのドラマも、今まで想定していなかったことが起きるというのがそれぞれのキャラクターの中にもあるので、そういうものも楽しみながら、ぜひ最後まで観てください。よろしくお願いします」と話した。
役作りをするうえで意識したことについて聞かれると、「まずは見た目。白髪は初めての挑戦だったので。大黒さんのイメージはすごく白というイメージがあって、髪の毛も白く、そして正義感の白だったり、黒いものを持っていない人なんじゃないかなっていうイメージで、この人の正義なんだ、正義なんだ、と思いながら演じていました」と役作りへの思いを語った。
次に、実際のお寺で撮影したことについての質問には、「富士山の麓だったので、ちょっと遠かったのですがすごい立派なお寺を貸していただいて、お寺の方が味噌汁を作ってくれたりすごく親切にしていただいて、有り難いなと思っていました」と答えた。
ドラマの大きなテーマとなっている”因果応報”にかけて、あのときの過去があったから今がある、というエピソードについては「『お水の花道』というドラマで助監督だった人と、今ここに、監督として一緒にいるということが、とてもうれしく感じています」と、岩田和行監督との素敵な話を披露した。
最後に財前は視聴者のみなさんに向けて「1話を観させていただいたら、深みと重厚感のある映像になっていてスケールの大きなドラマなんだな、と実感しました。本当に最後まで楽しめるドラマだと思いますので、ぜひ最後までご覧になってください」と、メッセージを送った。