川口春奈 映画『聖地X』完成披露試写会・舞台挨拶
2021年10月28日(木)に行われた、映画『聖地X』の完成披露試写会・舞台挨拶に川口春奈が出席した。
劇団イキウメを主宰する前川知大の原作をオール韓国ロケで映画化したエクストリームホラーである本作で、川口は、岡田将生さん演じる主人公の妹、要(かなめ)役を演じた。
登壇した川口は、「こんにちは川口です。今日は来ていただいてありがとうございます。2年前に韓国で撮影させてもらって、ようやく完成して、今日みなさんにこの後、観ていただけるということで本当にうれしく思います。ぜひ楽しんで観て帰っていただけたらと思います。ありがとうございます」と挨拶をした。
韓国撮影で驚いたことについて聞かれると「みんなでちゃんと朝ご飯をとってから撮影に行くとか、お昼もしっかり時間を設けて、近くの食堂とかにみんなで行ったりして、ご飯の時間はコミュニケーションをとれる大切な時間になりました。普段撮影していると、なかなかゆっくりご飯を食べている時間もなかったりバタバタしているので、ちゃんとスケジュールが確保されていたので、追われることなく、みなさんとコミュニケーションとれたというのがうれしかったです」と気持ちを明かした。
苦労したことについては「最初のホテルが騒がしいホテルで、近くに遊園地みたいなものがあってずっとうるさくて、ホテルに帰ってもカラオケの歌が聞こえてきたりして、台詞も覚えられないみたいな。そういう状況ではあったんですけど、移動してからは本当に快適に過ごさせていただきました」と話した。
岡田将生さんと初共演で兄妹役を演じたことについての質問には、「(作品の中で)最初はフラストレーションマックスで、お兄ちゃんの勘違いにワーッという感じで、そこのバランスとか、はたから見ておもしろい兄妹が演じられていればうれしいです。物語の後半にかけて、妹もお兄ちゃんも試練を乗り越えて、強く成長していけるような場面も撮られていると思うんですけど、撮影中は、わたしのくだらないの話をうんうんと聞いてくださって、とてもいいお兄ちゃんでした」と話した。
Twitterで募集していた質問に答えるコーナーでは、怪しく美しいポスタービジュアルに絡めてのロケ地の光線や雰囲気についての質問には「土地とか場所が、どこを切り取っても自分が行ったことのない未開の地というか…。そういう意味では、こっちで仕事しているときとはちがう感覚でお芝居できたのもあるし、劇中に出てくる居酒屋さんの外に出たところにある
庭みたいなところでの撮影が結構多かったんですけど、あがりを観たときに、何とも言えない、怪しい、なんか起こりそうな絵を観て、ゾワッとしましたね」と答えた。
幽霊やおばけ、怪奇現象については、「幽霊は信じています。まったく見えないけど、なんかありそう。毎回ここにくると気持ちが悪くなるな、とかはありますけど、それがそういうことに関わっているのかはわからないですけど。自分のカラダとその場所が合う、合わないみたいなのは、あるのかもしれないですね」と話した。
最後の質問で「みなさんにとっての聖地はありますか?」という問いに対して川口は、「わたし、結構どこでもいいんです」と答えて会場を盛り上げた。
続けて「バカなので、どこでも楽しめるし、どこでも寝れるし…。でもやっぱり、地元かな? 地元がいいですね。なかなか帰れてないですけど、地元というか田舎が好きだなーと思います」と話した。
イベントの最後に川口は、「2年前に撮影をして、コロナでどんどん公開が遅れてしまい、不安もあったなか、こうしてみなさんのお顔を見る機会も減ってしまっていたので、わたしのファンの方もちらほらと来てくださっているのもすごくうれしいなと思います。ありがとう。この作品は、一応ホラーと括っていますが、本当にいろんな見方ができる作品になっていると思います。あんなに怖い予告の動画からは想像できないようなクスっと笑える部分だったり、いろんな見方ができると思います。みなさんがどんな感想を持ってくれるか、とても楽しみにしています。ぜひ楽しんで帰ってください。本日はありがとうございます」とメッセージを贈った。