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榮倉奈々 greencosme NOIN SDGs Beauty Event



2022年3月21日(月・祝)に行われた、greencosme NOIN SDGs Beauty Eventに榮倉奈々が出席した。

greencosme NOIN SDGs Beauty Event は Z 世代を中心に、楽しみながら、地球環境や、化粧品業界の課題などを学び、「地球も、私も、キレイになる。」を体現するための機会を提供するイベント。

サステナブルトークに、メイクアップ・アーティストの村松朋広さんとともに登壇した榮倉は、「まずは、今日はお越しいただきありがとうございます。聞いていただいてありがとうございます。素人ながら、いろいろお話しできたらなと思うんですけど」と前置きしながら、コスメ選びでのサステナブルについて、「サステナブルコスメの選ぶポイントについてなんですけど、本当にいま、いろんな製品が出ていて、とても専門的な部分では難しいと思っているんですけど、まず、わたし個人的にサステナブルな活動として取り入れやすいのってゴミを減らすことかな、と思っておりまして、そういう意味では、レフィルで交換できるものをまず選んでますね。あと、いま〈ラ ブーシュ ルージュ(La Bouche Rouge)〉というブランドとコラボレーションさせてもらってリップをつくっているんですけど、そこの創業者であるニコラスさんとお話しさせていただいて、本当にいろんな知識を教えていただいたんですけど、すごくびっくりしたのが、年間で10億本のリップが破棄されているっていう。日常的にいちばん身近である日用品コスメということでもあると思うんですけど、何に取り組むか、何をチョイスするかってすごく難しいけれども、いちばん身近なもの1つを変えるということは、これから先、ずっとリップクリームとは付き合っていくわけだから、10億分の1に減らせると思ったら、すごく貢献できてるような気分になってまたさらに先を見ることができるなと思って、とてもいい製品に出会えたな、っていうふうに思っています」と自身の思いを語った。

さらに、〈ラ ブーシュ ルージュ〉について、「レザーのケースも廃材を使っていたりとか、防腐剤使っていない、動物実験をしていません、動物性油脂使っていません、マイクロプラスチックフリーですとか、いろいろ本当にストイックに取り組まれていて。たしかに、本当に特別なものだと思えるような価格もそれなりで、手軽に買えるものではないかもしれないけど、ニコラスさんがつくる製品は自社ラボをつくって、もう本当に細かいところまで手掛けてらっしゃるので。やっぱりわたし、1つモノを買うというのは投資だと思っていて、何を選ぶかってことで、自分は何を支持しているかということだと思っているので、そういう意味で、とても専門的なことを突き詰めてらっしゃる
ニコラスさんがつくっているモノを使いたい、みたいな気持ちがとてもあります」と気持ちを吐露。

クリーンビューティーが進んでいるフランスについては「国をあげて、みんなで活動されてますもんね。そういう意味で、ニコラスさんに、この日本を選んでもらったのって、すごく有り難いと思ってるんですね。いろんな国があって、その中で日本がすごく好きっておっしゃってたのでそれでだと思うんですけど、せっかくニコラスさんがこっちを見てくれている間に一緒に変わっていかなきゃとか、教えてもらっているうちに吸収しなきゃとかって気持ちがすごくあるので、ぜひ、このブランドからコンセプトからすべて、日本でたくさんの方に知ってもらいたいなっていうふうに思います」と話した。



榮倉と〈ラ ブーシュ ルージュ〉とのコラボ商品であるリップ(レフィル)については、「〈KOTO〉というリップバームをつくらせていただきました。本当にすべてゼロからで、自社ラボで、どんな色からでもつくれますっておっしゃってくださったので、どうしよう!? 本当にいま、いろんな色があって…。でも特別感がほしいなとか思ったけど、第一に、まず保湿効果があってほしいというのが1つ、決まりました、最初に。その後のカラーについてはすごく難しくて、選びたい放題だったので。すごい難しかったです。でも、やっぱり今回日本を選んでもらって、サステナブルだったり、地球環境のことを伝えるためのものだとしたらやっぱり自然界にある色のほうがしっくりくるかなと思って、ブラウンベース、でもやっぱり赤みほしいな、赤みだな~って感じでちょっとずつ決まっていきましたね。難しいですよね、色をつくるのって。ありすぎて選択肢が」と開発経緯を説明。

村松朋広さんにチョイスしたカラーを褒められた榮倉は、「うれしいです」とリアクションし、続けて「わたしは黄色っぽい肌色なので、青みのある赤があんまり似合わないというか、あんまりしっくりこないというか…。サンプル1回目のは、ちょっと青みが強いかなーとか思ってそこが気になったりしたので、肌色に馴染む、青みのない赤っていうのがポイントだったんだと思います。ありがとうございます」と話した。

コスメ以外の普段のSDGsやサステナブルへの取り組みについては、「一概に言えないことがたくさんあるんだと思うんですけど、さっき言った通り、いちばん取り組みやすいのはゴミを減らすことかな、というところでコンポストをやったり、ニコラスさんに教えていただいた通り、目で見て実感するために、海にゴミ拾いに行ったりもしたんですけど、やっぱり専門的だったりもするじゃないですか、それを自分たちの生活に取り入れるって、なかなか簡単じゃないのかなって思ったり…。でも、コンポストやってみたら、すごくラクで。生ゴミってなんであんなに重たかったんだろうって。ゴミ出しが本当にラクになったし、やっぱり初動って、なんかウッてなるんですけど、生活の中に取り入れていくと、あっという間に馴染んで、そのラクさに助けられてます」と自身の体験を紹介。

続いて、芸能経験のなかでのメイクに対する意識変化について聞かれると「わたしが高校生ぐらいだったときの周りの友だちって本当に付けまつげパッキーンみたいな、ギャルみたいな感じだったんですけど、14歳から仕事を始めたからなのか、仕事でメイクをするタイミングがあるからなのか、普段はあまりメイクに執着心がまったくなくて、あんまりメイクしなかったから、友だちにも母親にも、ちょっとあんたメイクしなさいって言われるタイプだったりもした時期もあって、でも、それからまた20歳くらいになったときに、
例えば、今日はちょっと眉毛薄くてもいいかな~、まつ毛いっぱい付けよ、とか。リップ強めに付けるから、目元ちょっと薄くしてみよ、とか。そんな時期があったりして、最近は、ほかに何もしなかったとしても、眉毛だけは絶対描くようになりました。どんなときでも。基本的にはエレガントなメイクがしたいんですけども、そんなときでも、眉毛だけは引き算の中に入らなくなりました」と自身のメイク遍歴を披露。

エレガントなメイクに欠かせないアイテムについては、「それはもう、〈KOTO〉なんですけど(笑)」と榮倉と〈ラ ブーシュ ルージュ〉とのコラボ商品をアピール。続けて、「もうちょっと前だったら、赤色だったらもっと派手な赤を付けてたりもした、けど、いまはやっぱり、エレガントさっていうと健康的な血行のよさそうな肌色っていうのがすごく大事かなと思ってるんですよね。なんかそんなふうに変わってきました。メイクの捉え方が」と話した。

自身のメイク観については「昨年とか、やっぱり家にいる時間が多くて、メイクもしない、パジャマのままみたいな時間が何日か続くと、なんかよくないなと思って、着替えてメイクしてみたりするんですけど、そうすると、やっぱりシャキッとしますし、なんか気分が盛り上がる、本当にパッと明るくなるっていうのを実感して、サステナブルだったり、地球環境だったり、いろんなことが世の中で起こっていて、取り組まなきゃいけない、考えなきゃいけないこともいっぱいあるけど、まずは、自分を大切にするってことが、まず第一歩なのかなと思って、そういう意味で、メイクにはすごく助けられると思いますし、大事にしていかなきゃいけないなって思います」と思いを語った。

Z世代の子たちに期待したいことを問われると「いっぱいありますよね(笑)。本当に食品ロスからの貧困からの何とかからのって、全部がつながって、いろんな問題が山積みの日本をこのまま残していってはいけないという気持ちでわれわれもがんばってはいるんですけど、やっぱりZ世代というか、世代ごとなのかわからないけど、新しい感覚で物事に取り組めると思うんです。それはすごく期待していて、わたしたちがどんなに勉強してもたどり着かない視点っていうのをお持ちなんだと思うんです。別に年齢で区切るの好きじゃないけど、でもやっぱりあるんですよね、きっと。そこはやっぱりみなさんにとても期待していますし、そういうのを平等な関係で話し合える場がたくさんほしいなって思うし、みなさんが活躍できる場をどうにか、わたしたち大人たちといわれる世代がつくっていかなきゃいけないな、っていう責任をすごく感じます。けど、本当に期待しています!」とメッセージを送った。

最後に榮倉は、「〈ラ ブーシュ ルージュ〉の創業者のニコラスさんは、なぜ、このブランドを立ち上げたかというと、フランスのある街に住んでいて、子どものときから習慣だった海のゴミ拾いをやっていたんですけど、大人になって、ご自身子どもが3人いらっしゃるんですけど、子どもを連れていったときに、明らかにゴミが増えているということにちょっと驚いて、そこから調べて、リップが10億本破棄されていることとかも含めて、そこからの情熱で、生活を、人生を変えて、この〈ラ ブーシュ ルージュ〉をつくったという、情熱と知識と行動力、っていうのがあったんですよね。それに本当に感激しました。尊敬です」と話し、イベントを締めるひと言として、「今日はどうもありがとうございました。至らないわたくしの話を聞かせてしまって申し訳ないんですけど、これからの時代をつくっていくZ世代のみなさま、それだけじゃないですけど、たくさんの方とこうやって話して、情報交換、意見交換をずっとし続けられるといいなと思っています。そうすることで、見えなかった答えが見えてくることもあると思うので、コミュニケーションを大切にしてきたいなと思っています。これからもぜひよろしくお願いいたします。ありがとうございます」とコメントした。