天海祐希・速水もこみち 劇場版『緊急取調室THE FINAL』緊急取調べ会見&完成披露舞台挨拶
2023年5月15日(月)に行われた、劇場版『緊急取調室THE FINAL』緊急取調べ会見&完成披露舞台挨拶に天海祐希と速水もこみちが出席した。
2014年1月より4シーズンに渡りテレビ朝日系列で放送された大ヒットドラマ「緊急取調室」。可視化された特別取調室で厄介な被疑者と対峙する、捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班=通称・キントリ」。主演の天海祐希演じる叩き上げの刑事・真壁有希子と、クセ者揃いのベテラン取調官たちが、取調室を舞台に一筋縄ではいかない犯人との“言葉の銃撃戦”を繰り広げ、事件の裏に隠された「真実」を暴き「取調室」という戦場で展開される、銃も武器も持たない生身の人間同士の死闘を、スリリングかつ爽快感あふれる物語展開で描いた。これまでに2回のドラマスペシャル、第4シーズンまで制作され、シリーズの歴史は2023年で9年目に突入。長きに渡り多くのファンに愛されてきた「キントリ」が満を持してついに映画化。 劇場版「緊急取調室 THE FINAL」として、6月16日(金)の公開をもって遂にシリーズ完結となる。
緊急取調べ会見で主人公の取調官・真壁有希子役を務める天海は「こんにちは、天海祐希です。今日はお集まりくださりありがとうございます。緊急取調室で真壁有希子を9年演じさせていただきました。最後が映画ということで、こうして皆さんに観ていただける日が着実に近づいているのをワクワク、そしてビクビクしながら待っている日々です。今日はどうぞよろしくお願い致します」と話し、捜査一課刑事・渡辺鉄次役の速水は「皆さんこんにちは。渡辺鉄次を演じさせていただきました速水もこみちです。僕は長く続いた作品に参加させていただいたのが、このキントリが初めての経験になるのですけれども、自分自身にとってキントリという作品が本当に大きな存在で、また一つ自分の中での大きな財産になったのではと思っています。劇場版ならではのスケールと迫力がありますので、またドラマと違った点でも皆さんに楽しんでいただけるのではないかと思いますのでよろしくお願い致します」と挨拶。
映画化が決定した際の心境について天海は「なんとなく映画になったらいいねという話が何年も前からあって。実際、形になることにすごく驚いたし、私も含めて地味なおじさん達ばかりで映画になるんだろうかと笑いながら話していて(笑)こうして形になって皆さんに観ていただけることが幸せで不思議な感じです」と話し、9年間を振り返って速水は「最初に作品に参加させていただいた時、僕は30歳で皆さん本当にすごい方ばかりなので、背中を見ているだけで勉強になりました」とコメント。
本作でシリーズ完結となり、速水は「僕は悲しい気持ちもあったのですが、ドラマの時に(鈴木浩介さん演じる)もつさんと離れてしまったので、映画でまたご一緒できて僕自身は嬉しくて、楽しみにしていました。あと、スーパーマーケットで買い物していると『映画やらないんですか』と奥様方に声をかけられたりもしました。僕はスーパーマーケットのアイドルなので(笑)」と笑いを誘い、天海は「私が終わると決めたわけではないですからね(笑)いい形で残る時が今なんだなと思うのと、映画として形に残せることはとても幸せなことなので、もちろん寂しくないといえば嘘ですけれど『私も寂しいです』と言ってしまうのはどうなのかなと思うんです。寂しがってくださる方も沢山いると思うので、一番いいキントリを観てくださいと胸を張って言いたいです」と語った。
また、見どころを聞かれると天海は「私は見どころは全部と言うようにしています。どんな小さなシーンでも丁寧にみんなが心を込めて作っていますので、観てくださった方に自分の見どころはここだったなと決めていただけたらいいなと常々思っています。今回の映画で初めて緊急取調室という作品を観てくださる方もいらっしゃるかもしれませんし、最初のシーズンからずっと追いかけてくださった方たちもいるかもしれません。どんな方達にも楽しんでいただけるような『緊急取調室THE FINAL』になっていると思います。ぜひ劇場に足を運んでキントリの最後を目撃していただけたら私達はとても幸せです。劇場でお待ちしております。皆さん出番ですよ!」と呼びかけた。